【走路】高知市
【現在地】高知県須崎市
【宿泊地】道の駅『かわうその里すさき』
【走行距離】101km
【総走行距離】23205km
【話しかけてくれた人】8人
【総計】2136人
【出費】4400人
【内訳】納経、パン、ほか弁
【特記事項】---
【走破地図】

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どんなB級スポットも、どんなつまらん場所でも楽しむ心を持ってると思ってた。
でも世界3大ガッカリスポットのはりまや橋は俺の想像を超えてたわ...(´・*・)

朝ごはんは昨日食べきれなかった豆腐1丁。
なんとも坊さんっぽいではないかw

カット&パーマまでは理解できるんやけど、『大阪の技術』
『男のかつら それはおしゃれ』と畳み掛けられて鼻水ふいたwww
大阪の技術は壁2面に書かれてたからよっぽどのアピールポイントなんだろうw

まずは29番、国分寺。
納経所に人がいなくて30分の超絶タイムロス(´;ω;`)
待ってる人同士で『遅刻か外出かわからんなぁ。他の人は納経したんかなぁ。』と
ぶつくさ文句言って待つしかなかった。
7時に開始なのに、住職かお坊さんかわからないがおっさんが来たのが8時前。

車遍路なら30分ロスしても大した痛手にはならないが、
ちゃり、歩きでは1日の予定を根本から練り直すほどの大幅なロスになる。
今日は予定変更しにくいルートだから、急いで走って30番の善楽寺に到着。

高知市内に入ると急にお店が増えだして大都会の雰囲気。

ちんちん電車\(^o^)/
なんで都会ってちんちん電車あるんやろなぁ。

函館、東京、滋賀、広島、熊本...他にもいっぱいあったが、
県庁所在地に多いのは何か理由があるんかなぁ。

病院の名前を見て目を疑った。
おえ胃腸科内科やって...あかんやろwwwおえっwwwww
よりによって、科にぴったりのひどい名前...。

大都会高知市のどまんなかにある世界3大がっかりスポット『はりまや橋』。
えっ、どれ?冗談じゃなくてほんまにわからんねんけど!!!

車が通ってる大きな橋の横に、絶句するほど小さな橋。

周りはシティホテルとか民家のある何の変哲もない風景(´・*・)

江戸時代の金持ち商人『播磨屋』と、同じく金持ち商人の『櫃屋』が
互いに行き来するためにお堀に橋を架けたのが由来だそうだ。

なんてどうでもいい由来なんだろう...向かいの人の家に橋架けただけやんか...。

大都会高知市の往来を背景に、ものすごく寂しく見えてしまう(´;ω;`)

少し離れるともはやどこにあるのかすらわからない。(左端に見える)
由来も大したことないし、高知の観光誘致はこれをどう考えてるのか。
こんなんが県を代表する観光地で正気なのか。

とまぁ、つまらなさが怒りに変わるのをこらえながら眺めていた。
お遍路のコースから近いから寄ったが、いくらなんでもひどいwww

どうにか擁護するのであれば、多彩なちんちん電車は見てて飽きないし、
アンパンマンミュージアムや龍河洞からのアクセスもいいから、
ついでと思って見にくる程度でいいのでは。

朝っぱらからイライラして暴食した。
ホットケーキで肉を挟んだマックグリドルは、
看護師時代、夜勤明けにいつも食べてた。おいしいけど悲しい記憶が蘇るw

食べすぎたかな?とちょっと反省したところ、
直後に山のぼりがあってエネルギー必要になったから許した。

にゃんこ死んでる(´;ω;`)
と思ったらひなたぼっこで寝てるだけだった。紛らわしい場所で寝んな!!!

2匹揃って寝てるとこ邪魔して悪かったな、ごめん(*´v`*)

31番、竹林寺。団体客がものすごい数。100人はいた。

団体客が来ると、納経が適当になるから困る。
おばちゃんは何十人分も筆で書かないといけなくなるため、
手抜きはなくともないがしろになってしまう。

だから団体客が来ると、その人たちより先に納経するようにしている。

32番、禅師峰寺。高知市内には6,7ヶ所ほどお寺が密集しているので
お寺間の距離は10km未満。ちゃりで30分前後の移動はちょうどいい。

同じ道を行ったり来たりしなくて済むように遍路道も考えられている。

お寺の入口には休憩用のスペース。
歩き遍路の人はもちろん、ちゃりでもゆっくり座ることが少ないから助かる。
スポーツバイクは常に立ちこぎみたいな姿勢になるし。

坂本龍馬で有名な桂浜も通った。

えっ、なんで有名か?えーっと(*´v`*)デヘヘ

お花がきれいな道を真っ直ぐ走って一気に進む。(すっとぼけ)

33番、雪渓寺。おなか減ってちょっとふらふらしてきた。

ぼーっと餓死を楽しんでいたら、おっちゃんが足の形したべっこう飴くれた(*´v`*)
指の間の欠けてるとこを『これは水虫やな』とか言いながら食べてすっかり回復!!!

よくわからん市道みたいなぐねぐね道。
今日はまだ3つお参りするから体力を使い果たさないように。

34番、種間寺。入口に大きな大師様の像があった。

14時を過ぎ、さすがに空腹に耐えられずうどん屋寄った。
GW明け臨時休業だった\(^o^)/

30分走ったところで別のうどん屋見つけたけど、定休日だった\(^o^)/オワタ
昨日から、うどん屋の休業はこれで4軒目。GWなんて嫌いや(´;ω;`)

仕方なく備蓄したパンで食いつなぐ。
次のお寺が山の中腹に見えてる...また上りか...。

強烈な坂を押し歩くのもしんどいが、それ以上に狭い道がしんどい。
車は人なんていない前提で上からも下からも突っ込んでくる(´;ω;`)
表に出てないだけで、絶対お遍路中の車・人身事故多いと思うわ。

35番、清滝寺。
この時点で残り1寺を1時間で移動・お参りしないといけない。
11km走るだけで45分かかるのに(´;ω;`)

朝の30分ロスがこんなところで響いてくるなんて...既にふくらはぎもげそうや...。

タヌキかと思って驚いてよく見たら猫だった。
じっくり見てるヒマないけど、美しかった。

残り10分ギリギリで着いた36番、青龍寺。

安心して脱糞しそうだったが、お経あげて納経帳に書いてもらわないと
せっかくギリギリに到着しても意味がない。

最後の最後で、しかも時間ない中こんな階段やめてくれませんかね...(´;ω;`)

そうそう、今はお遍路1200年記念ということでいろんなイベントをやっている。
各お寺の大師堂(弘法大師・空海を祀っているところ)では
5色に編んだひもを大師像から外に伸ばしてきて、
『大師様に(間接的に)触れて縁をもらう』というものがある。
中をのぞいてみると、たしかにひもが大師像に結ばれていた。

さて、お寺には無事参り終えたが、寝場所まではさらに2時間もかかる(´;ω;`)

今まであまり寝場所ネタに触れてこなかったが、四国は野宿しやすい傾向。
お遍路でみんな野宿するから町の人も寛容な面があり、
こうして停留所を改造した寝場所(ただし屋根と壁のみ)があったりする。

道端にある休憩所、お寺に泊まる『通夜堂』、人の家に泊めてもらう『善根宿』が
代表的なお遍路の宿泊だが、俺は極力避けるようにしている。

荷物も多く積めて広く移動できるちゃりの場合は他の寝場所がすぐ見つかるし、
少し移動するだけでも大変な歩き遍路の人に譲りたい、というのが建前。
しかし本音は『極力ほかの人と同じとこで宿泊したくない』であるwww
交流が好きだという人でも、さすがに寝る場所はひとりがいいという人も多い。

今の俺なら、こんな場所でもテント張れば余裕で熟睡できるw
テントの中はプライベート空間やから誰にも邪魔されへんし!!!

大雨なのに屋根がないとか、よほどのことがない限り他の人との宿泊は避けるわ。
基本は道の駅で十分便利やし、今まで困ったこともないからな。

終盤は疲れによる頭痛とも闘いながら、なんとか暗くなる前に走破。
今日もほか弁が近くにあったのでとり弁(290円×2)を大盛り無料で購入。
疲れた日はやっぱりパンより米が食べたい(*´v`*)

今日の参拝は29~36の合計8寺。
29番国分寺(左)。

30番善楽寺(右)と31番竹林寺(左)。

32番禅師峰寺と33番雪渓寺。

34番種間寺と35番清滝寺。

36番青龍寺。
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距離が長い、山がキツい、お参りが多い、風が強いなど、
毎日何かしらしんどい日が続いていて体力的にも不安がある。
明日は宿泊場所が中途半端なこともあって、
短い距離を進むだけにしてゆっくり休もうと思う。
とりあえず10時間は寝たい(*´v`*)