今日は、なんか、深夜に寝れなくなって、センチメンタルです(笑)

前回、友人であり一緒にバンドして、青春を過ごした Oくんの話で。

なんか、また、会える気しかしなくて、、、
逃げ回っていたんだけど。
二年して。

ギターのTくんが、結婚すると報告を受けて、直接招待状渡したいから、会えないか?と言われて、久しぶりに飯を食べに行ったのさ。

最初は、奥さんになる人の話で盛り上がり。
実は、奥さんのことは、私も知り合い、、、というか、私がナンパした女の子の友達っていう。
ま、まぁ、そう、私も若い頃は、人並みにナンパくらいはしましたのさ!!(日本語おかし?)
不思議な関係。

おめでとう!と、めでたい話をしてたんだけど。それだけでは、終わらず。
T「けんちゃんさ、あれから、Oの墓参りとか行った?」
と、やっぱり来たか、、、
私「行ってない。。。というか、俺は行かない!!」
から始まって、認めたくないという旨を熱く語ってしまいました。

ただ、ただ、話を聞いてくれたTくん。
「本当に行かなくていいの?Oも、絶対けんちゃんに来て欲しいと思ってるよ!?一人で行くのが怖いなら、ついていくよ?」
と、一生懸命、優しく説得してくれました。
変なとこで、がんこなんすよね。

結婚の報告もしたいと言われ、ようやく、行く決心がつきました。
「行こう。気が変わらないうちに、、、今!」
ということで、深夜24時を過ぎて、二人で、酒を買って、Oのお墓に向かいました。

ようやく辿り着いて、墓を目の前にすると、、、一緒にバカやったことが、思い出されて。。。

あーー、 こいつ、本当に、もう、いないんだな、、、

と、実感が沸いてしまい。
ただ、酒を持ったまま、声を殺して。
涙が、止まらなくなってしまいました。

そして、我慢してるのを察知した、Tが、生意気に。
「もう我慢しなくていいと思うよ」
なんて、言うものだから、大きな声を上げて、泣いてしまいました。

心のなかでは、ずっと、
ばか野郎が!ばか野郎が!ばか野郎が!が繰り返され。
死にたくなるくらい辛いことがあったのなら、、、
相談してくれよ、、、全力で助けたのに、、、
という、思いや。
なんで、行方不明だって、分かったときに、もっと、必死に探さなかったのか!!
と、たくさんのやりきれない感情が、止められませんでした。

彼が言っていた言葉で、今でも印象に残っているのは
「けんちゃん、俺はくやしいよ。だって、この瞬間にも世界には名曲が生まれているかもしれない。一生かかっても、僕らはすべての名曲を聞くことができないんだよ。それが悔しい。」
と、言っていて、、、
本当に色んな音楽を聞いて、耳の肥えた人だったのに、、、

死んだら、音楽、聞けねーだろが!!ばか野郎!!

って、今でも、思い出すと思ってしまうんです。

私に、多くの人を幸せにしたり、守る力はありませんが、、、友人や家族、せめて近くにいる人が、本気で困っているときは、死んでも手を差しのべよう。
考えが分からないときは、理解できるまで、聞き続けよう。

もう、二度と、ないように。。。

ときどき、センチメンタルな気持ちが、運んでくるんです。

終わり