何ヶ月振りだろうか? 北九州小倉に滞在中にやっとこう。
荷物室に搭載している廃食油の濾過層の掃除をやってもらったんだ。
授かった油は、この濾過層の中で自然の力にお任せして濾過されてゆくんだ。
あ~気持ち良かったぁ~。
少し恥ずかしいけど、どのくらい汚れていたか、写真でお見せするね~。
濾過層は、ホームセンターで手に入れた衣装ケース浅いのと深いのを2段重ねて
作ったんだよ。
まず、上段の掃除からだよ。
廃食油注入は、白い仕切りの上に1μのプラスティクの丸いザルを置いてその中に廃食油を
注ぎ込むんだ。油はねしない様に慎重にね。
そして僕は走りながら濾過することもあるから横揺れ等の振動で
油がこぼれない様にタンカーの隔壁をイメージして仕切りを入れたんだ。
プラ板の仕切りを外すと、少し汚れたキッチンペーパーが見えるね。
その下に横滑り防止のプラ板を載せているんだ。
プラ板を外すと
金属の留め金が見えてくる。
留め金でコスロンフィルターを止めているんだよ。
金具を外すと茶色になったコスロンフィルターが露出。
思った以上に綺麗だと思った。
すべて限られた空間、僕の中でケンチャンが身体をよじって
コスロン濾過層を綺麗にして
新しいコスロンフィルターを取り付け金具で
ケースの底面に取り付けるんだよ。
2段目の濾過された廃食油が溜る層にもプラ板の仕切りを
付けて、僕が走行中に減速やカーブの揺れで起こる
油の跳ね返りを出来るだけ抑えるためにケンチャンが
仕切り番を外すと残留油が・・・
底面には、かなり黒に近い色の塊がありますね~。
結構汚れが溜っているんだな~。
パッキン付きの外箱の内側も綺麗にして
溢れ出た油がありました。
これを使い終わった雑巾やテッィシュペーパーで拭って完了!!!
さて、
底面のケースを綺麗に整えて・・・
150Lの厚いビニール袋に衣装ケースを収めて
防水箱に入れました。
防水箱とケースの間に黄色いのはふわふわの緩衝材を詰めて、
これは、上段のケースです。
真新しいコスロンフィルターを取り換えて
コマのような抑え板で固定して
キッチンペーパーを敷きつめます。
その上から、プラ板の隔壁仕切りを載せます。
こうする事で縦横の揺れに対応します。
油がこぼれ流れる量が格段に減少すると
信じています。
これで濾過層のメンテナンスは完了です。
実際の油投入はこの仕切りの上に
小出フィルター(右の白い丸型の容器)1μ???の目のフィルターで
一次濾過を行います。
このフィルターはすぐれもので、動物性廃食油の場合、
目詰まりを起こしてなかなか落ちて行きません。
そして一晩かけて落ちて行った油を翌日汲みあげて
室内にある油のタンクに移します。
授かった廃食油を
一滴も飛ばさず、たらさず、汲みあげて
濾過層に投入し、濾過された油を汲みあげて移す。
これが、旅先でケンチャンが毎朝行っている『油の行』です。
何でこんな歳になって廃食油と向き合って
『油の行』なんて言っているのだろう???
たま~に自問自答する。
こだわりを捨てて旅をしているのに、こだわりを作るとは何ぞや?