災害弱者の防災 | 車いすKENちゃんのひとまち日記

車いすKENちゃんのひとまち日記

愛知県の人にやさしい街づくりアドバイザー、
元春日井市障がい者施策推進協議会委員で車いすユーザーの
KENちゃんが車いすからの目線でいろいろなことを
つぶやいていきたいと思います。

先日の台風18号などによる大雨で栃木や茨城、宮城を中心に大きな被害が出ました。特に茨城県常総市や宮城県大崎市の被害は甚大なものとなりました。各地でライフラインが寸断され、常総市内では市内を通る関東鉄道常総線も不通のまま。

東海豪雨や高蔵寺駅が水浸しとなった時より、はるかにひどい。

災害時に一番困るのは高齢者や障がい者、子どもといった災害弱者。避難するときにも取り残される可能性は高いし、避難所へ行ってもバリアフリー対応でないと避難は難しい。避難所から戻るとしても自宅が床上、床下浸水の被害があると、避難所暮らしが長くなる。東海豪雨の時に天白区野並で被災した車いすユーザーの友人が「自宅が床上浸水の被害にあって、2週間も帰れなかった」と言っていたので、「これは大変だなあ」と思いました。避難所での生活でも、食物アレルギーのある人はアレルギー成分があるものが入っていると、その食べ物は食べられない。食べ物にも気を使う人も中にはいるのだ。

元通りの生活に戻るまではかなりの時間がかかると思うが、1日でも早い復旧を願うばかりである。