No. 245 大分県由布院盆地の神々・水神火神①

 
宮原誠一の神社見聞牒(245)
令和6年(2024年)04月23日
 

組織設立に当たり、霊水で浄めるために発起人案内のもと、湧水(霊水)が豊富な大分県由布院の若宮八幡宮を訪問しました。その後、由布院盆地内の神社を巡礼です。
若宮八幡宮は天照女神と正八幡大幡主を水神に大鷦鷯尊(仁徳天皇)を祀ります。
 
若宮八幡宮 大分県由布市湯布院町川上3596
荒木神社  大分県由布市湯布院町川北588
神崎神社  大分県由布市湯布院町川上1621
薬師六地蔵 大分県由布市湯布院町川上
天祖神社  大分県由布市湯布院町川上1750
宇奈岐日女神社 大分県由布市湯布院町川上2220

 

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境内社・宮川水神社 (祭神 水波能賣神 みずはのめのかみ)の湧水汲み場

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湯布院の若宮八幡社
境内社は宮川水神社をはじめ、秋葉社、歳徳神社、御穀社、大神宮等があり、社殿の後ろの斜面は椿の杜になっています。
 
若宮八幡社 大分県由布市湯布院町川上3596

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赤(朱)の鳥居は市杵島姫か天照女神を想像します

 

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左奥山麓に宇奈岐日女神社があります

 

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神門、赤(朱)白の配色から。祭神は天照女神と大幡主がうかがえます

 

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拝殿前から見る神門

 

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亀、鶴、松の彫刻があります

 

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拝 殿

 

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神紋は右三紋巴(大幡主)、十六菊紋(天照女神)

 

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神額「若宮八幡宮」

 

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本殿は風化防止の鞘殿に覆われています

 

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本殿正面

 

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本殿の左後ろ、左は宮川滝の口 右は大神宮、御穀神等の祠群

 

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宮川滝の口にあった裏鳥居は「八幡宮」です
弘仁14年(823) 宇佐八幡宮より勧請(石碑から)からすると
若宮八幡宮の大鷦鷯尊(仁徳天皇)は後の合祀か?

 

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中央は大神宮、その左は御穀神(大幡主)、背後は椿の杜

 

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歳徳神社               宮川滝の口

 

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湧水量日1万3千立米

 

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椿の杜に建つ宮川水神社(祭神 水波能賣神 左の岩)、大浪大神(下)、秋葉社(奥)

 

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奥宮の秋葉社(正八幡大幡主)

 
椿がある所、椿の杜の神社は天照女神と大幡主を祀るは本当でした

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拝殿前の椿、左下に湧水汲み場

 
そういえば、幸(さい)神社の祭神は天照女神と大幡主で、結びの神です。ご神体は男女のシンボルが多いです。
 
荒江の櫛田神社 福岡市城南区荒江一丁目13番13号
祭神・天照大神、大若子(大幡主)

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左の幸神社              右の五穀神社(宇賀大神=大幡主)

 
大阪住まいでは子供が授からなかったのに、転勤で福岡の田舎に帰ってきたら妊娠しちゃった、という話はよく聞きます。水が体質を変えたのです。
由布院の若宮八幡宮で汲んだ水は非常に体にいいです。すんなりと飲めます。
 
「春先の雪解けの水は体にいい」の話。
春先の雪解けの水は妊娠しやすい体質に変えるという。
その話のブログ記事があります。

 

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※抜粋要約
健康にとってきれいな水は極めて重要であり、水によっては「女性は60代でも70代でも妊娠するんだ」という。女性は通常考えられているよりかなり高齢でも出産できる可能性があることを紹介されています。
 
https://note.com/nakamuraclinic/n/n72b80d012eca
「70代でも妊娠します」
中村篤史 2023年8月16日
 
数年経っても子供がなかなかできなかった。僕らも努力しなかったわけじゃない。病院に行っていろいろ調べた。すると、妻の排卵がうまくいってないことが分かった。それで排卵誘発剤を飲んだりして、妻はその副作用でつらい思いをしていた。
そんなとき、スイスのジュネーブ大学物理学科に講師として招かれた。妻とともに渡欧して、ジュネーブに住むことになった。すると、妻はすぐに妊娠した。そのとき僕は喜ぶだけで、なぜ妊娠できたのか深く考えてもいなかった。
この秘密は、ジュネーブの水にあります。
スイス市の水道局では、モンブランの雪解け水が川になって流れてきて、それが地下水として染み出て、その伏流水をそのままポンプでくみ上げて、水道水として供してる。ほぼ雪解け水そのものです。もちろん水質の検査をしていて、何も問題ない。
なぜ雪解け水を飲むと子供が生まれるのか。これは、なぜ種が春先に発芽するのに秋には発芽しないのか、という問題と相似形をなしています。
雪解けの水だから発芽するんです。
雪解けの水を卵子や種子に与えることは”命の息吹”そのものということになります。

 
以下、詳しくは本記事を開かれてください。
これから不妊に悩む若い夫婦が増えるかもしれませんが、中村先生の雪解け水が参考になればと思います。

 
 
 
湯布院の荒木神社
長い間、「荒木」の意味がわかりませんでした。
この神社を訪問し、ようやく分かりかけた思いです。
「荒」は「安羅(伽耶)」、「木(岐)」は「男」、「実(美)」は「女」。
よって、「荒木」は「安羅岐」であり、安羅の男です。
「伊耶那岐命」「伊耶那美命」のイザナギ、イザナミの意味が想像できました。
「伊」は倭(い)の置き換え、「耶」は伽耶、「那」は奴の国、こじつけみたいですが、面白いです。それで、イザナギは大幡主、イザナミは天照女神、と置き換えて、国産みの天祖(あまつみおや)の神です。また、大幡主・天照女神は「結びの神」です。大宰府の宝満宮竃門神社の祭神でもあり、縁結びの神です。
大幡主は天之御中主神、国常立神の別称を持っておられます。天地始まりの神です。
 
荒木神社 大分県由布市湯布院町川北(荒木)588

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県道216号に面する荒木神社 Google Map

 

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高さ約50mの急な階段を登ります、登るに懸命で、階段の写真を撮るのを忘れました
階段を登る途中で、二本のマムシ草が階段右横に生えていました

 

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マムシ草の花言葉「壮大」
https://ameblo.jp/333saienn333/entry-12847541356.html
櫻庵幸縁のブログ「伊野の桜」2024-04-08 から
福岡県糟屋郡久山町猪野604の伊野天照皇大神宮にも生えていました

 

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2016年4月の熊本大分大地震で被災した社殿は令和元年(2019)8月復旧

 

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本殿は鞘殿に覆われ、何も見れません

 
http://www.niigata-u.com/files/oita2007b/071210g1.html
『おおいた神社探訪』荒木神社(湯布院町川北) 立川和人氏2007.12.10によれば、
荒木地区にはかつて,四辻,小久保,下村にそれぞれ天満社、三神社、天満社が祀られていたが,明治になって現在地に合祀・遷座したという。祭神は伊弉諾尊外五柱。
また、拝殿から見る本殿の写真が掲載されています。

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改築前の古い写真

 
荒木神社の中心社は「三神社」で、祭神は伊弉諾尊外二柱。天満社二社が合祀されています。三神社祭神 伊弉諾尊(いざなぎ)、伊弉冉尊(いざなみ)、天祖彦火瓊瓊杵尊(あまつみおやひこににぎのみこと)とされます。
瓊瓊杵尊は天祖神ではありませんので、天津日高彦火瓊瓊杵尊の間違いでしょう。
 
https://www.google.com/maps/place/荒木神社/
村の鎮守のドットコム「荒木神社」立川和人氏によれば
神楽奉納の写真があり、祭りの規模が大きいです

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京都市伏見区の荒木神社の祭神は荒玉大神、荒木大神、白砂大神となっていて、
湯布院の荒木神社の由来を当てはめると、荒木大神は瓊瓊杵尊、荒玉神は伊弉諾尊、白砂大神は伊弉冉尊と考えられますが、荒玉神は大幡主、白砂神は白蛇神とみて天照大神 と想定しました。荒木大神は???。
 
http://www.niigata-u.com/files/oita2007b/071210g1.html
荒木神社(京都伏見稲荷山)  京都府京都市伏見区深草開土口町12-3
祭神 荒玉大神(左) 荒木大神(中) 白砂大神(右)
縁結びで有名な神社