うつヨガのコンセプト:堕ちること | 鳥蝶Kenboyamaの痛快な日々:ハーブヨガの秘密をホリスティックな視点でご紹介

うつヨガのコンセプト:堕ちること

坂口安吾は堕落論で、

敗戦後の日本人に、堕ちるところまで堕ちて生きよと言った。




しかし、

私たちは『堕ちること』の意味を終には学習しなかったように思える。


堕ちるとは、

自分の価値観を全て吟味しなおし、

自分が無視しているような汚いものもひっくるめて、自分として生きること。




それは結局、戦後の朝鮮半島の特需をつうじて、

思ったよりも早く景気回復してしまった日本にとって、

結局は極端なアンチテーゼにしか過ぎなかったのだろうか。


確かに衝撃的ではあったが、既存の日本人の気質を壊すことは出来なかったのではないか。


そう、

戦争でボロ負けしようが、

私たちは常に誰かにお尻を蹴っ飛ばされて生きていたいのだ。

その本質は変わらなかったのだ。


坂口安吾は戦時下の焼夷弾で燃やされた家屋の火を消すための

バケツリレーを住人たちが嬉々として行っている様子を挙げて、

日本人の本質的な気質を述べたけれど、


私たちは躁の状態でいることを、良し、としているのだ。


ヤフーでも、何でも良いが、

各主要ポータルサイトのニュースのページには

毎分のように世界のニュースがやってきて、

「うれしい!」

「悲しい!」

「とんでもない!」

「馬鹿野郎!」


といったぐあいに、私たちを常に興奮させてくれる。




この状態、何かおかしいと思いませんか?




興奮しても良いけれど、

それと同じくらいに世界に対して、目を閉じて、自分の内側に堕ちよと私は思う。


そのために『うつヨガ』がある。


これは自分の躁鬱の波を見つめなおし、躁鬱の過剰を正していくことにある。

次回からはそのメソッドを具体的に扱っていきたいと思う。



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