パートナーの体質改善:彼女が婦人病になりまして その2
大学三年というのは、大変な時期なのだろうか。
就職活動や大学院への進学という選択をしなければいけない時期にさしかかった我々だったが、私は進学以外に考えていなかった。
冨美江氏はどうかというと、実を言うと将来について悩んでいたらしい。
就職活動を他の学生と同じようにする気にもなれなかった彼女は結果としてその時期を病と一緒に過ごすことになった。
そう、7月の救急車の一件から、彼女は自分の体とより深く向き合い始めていた。
特に原因不明のナニモノかが体の中にあるのが不思議らしく、都内の名だたる病院に通い始めた。
私は「自分の体に感心を持つのはいいことだ」とは思っていたが、「まぁ、まだ若いんだし、どうにかなるさ」などと他人行儀なことを考えていた。
前回の搬入先の病院で、「原因不明」と言われていたのも大きい。
しかし、彼女の通院の結果、わかったのが以下の症状だ。

(解説)
■子宮内膜症・・・子宮内膜やそれに類似した組織が子宮内腔や子宮体部以外の骨盤内で増殖する疾患。
■卵巣嚢(のう)腫・・・卵巣に液状成分が溜まって腫れている状態。卵巣頚捻転を起こすことがある。
■多嚢胞性卵巣・・・卵胞が卵巣の中にたくさんでき、ある程度の大きさにはなるにも関わらず、排卵がおこりにくくなる病気。
■卵巣頚捻転・・・卵管や卵巣がねじれること。激しい痛みが伴い、緊急手術が必要な場合もある。
■排卵障害・・・排卵が定期的に行われないこと。
■月経不順・・・月経が定期的に行われないこと。
■PMS:月経前症候群・・・PMSは月経の3日から10日前に身体、精神症状が出現し、月経開始とともにその症状が減退、消失するもの。身体症状としては乳房痛、乳房緊満感、腹部膨満感、頭痛(特に片頭痛)四肢の浮腫などが知られている。精神症状としてはイライラや抑うつ状態、不安感、易興奮性などが知られいる。
それ以外にも激しい生理痛など「普通」とされているものもあった。
これを聞いた私は驚いた。
病名のミラクルコンボである。
つい先日まで自分と同じように笑い、歌い、怒り、泣いていた人物の内側で何かが起こっている。
聞いたことのない病名がぎっしり並んでいるのだ。
特に卵巣嚢腫にいたっては、発ガンリスクすらあるという。
検査に行った彼女の心境は大変辛かったものだと思う。
病院によっては腫れ上がった卵巣を切除したほうがいいとアドバイスする場所もあった。
しかも、原因は分からない。
生殖器に関する疾患の場合、原因は良く分かっていないことが多く、基本として性ホルモンの状態を投薬で整えながら様子を見るというのが(当時の)スタンダードだった。
彼女のかかっている子宮内膜症も卵巣嚢腫も何が原因でおこるのか良く分からないとのこと。
お医者さんも、兎に角、ホルモン剤を処方して、経過を見ましょうぐらいのものだった。
我々の選択肢としては手術か、wait & seeかしかなかったのだ。
どうなる、俺ら!?
順風満帆なはずだった自分の人生に何かが入り込んできた。
得体の知れない何かが。
就職活動や大学院への進学という選択をしなければいけない時期にさしかかった我々だったが、私は進学以外に考えていなかった。
冨美江氏はどうかというと、実を言うと将来について悩んでいたらしい。
就職活動を他の学生と同じようにする気にもなれなかった彼女は結果としてその時期を病と一緒に過ごすことになった。
そう、7月の救急車の一件から、彼女は自分の体とより深く向き合い始めていた。
特に原因不明のナニモノかが体の中にあるのが不思議らしく、都内の名だたる病院に通い始めた。
私は「自分の体に感心を持つのはいいことだ」とは思っていたが、「まぁ、まだ若いんだし、どうにかなるさ」などと他人行儀なことを考えていた。
前回の搬入先の病院で、「原因不明」と言われていたのも大きい。
しかし、彼女の通院の結果、わかったのが以下の症状だ。

(解説)
■子宮内膜症・・・子宮内膜やそれに類似した組織が子宮内腔や子宮体部以外の骨盤内で増殖する疾患。
■卵巣嚢(のう)腫・・・卵巣に液状成分が溜まって腫れている状態。卵巣頚捻転を起こすことがある。
■多嚢胞性卵巣・・・卵胞が卵巣の中にたくさんでき、ある程度の大きさにはなるにも関わらず、排卵がおこりにくくなる病気。
■卵巣頚捻転・・・卵管や卵巣がねじれること。激しい痛みが伴い、緊急手術が必要な場合もある。
■排卵障害・・・排卵が定期的に行われないこと。
■月経不順・・・月経が定期的に行われないこと。
■PMS:月経前症候群・・・PMSは月経の3日から10日前に身体、精神症状が出現し、月経開始とともにその症状が減退、消失するもの。身体症状としては乳房痛、乳房緊満感、腹部膨満感、頭痛(特に片頭痛)四肢の浮腫などが知られている。精神症状としてはイライラや抑うつ状態、不安感、易興奮性などが知られいる。
それ以外にも激しい生理痛など「普通」とされているものもあった。
これを聞いた私は驚いた。
病名のミラクルコンボである。
つい先日まで自分と同じように笑い、歌い、怒り、泣いていた人物の内側で何かが起こっている。
聞いたことのない病名がぎっしり並んでいるのだ。
特に卵巣嚢腫にいたっては、発ガンリスクすらあるという。
検査に行った彼女の心境は大変辛かったものだと思う。
病院によっては腫れ上がった卵巣を切除したほうがいいとアドバイスする場所もあった。
しかも、原因は分からない。
生殖器に関する疾患の場合、原因は良く分かっていないことが多く、基本として性ホルモンの状態を投薬で整えながら様子を見るというのが(当時の)スタンダードだった。
彼女のかかっている子宮内膜症も卵巣嚢腫も何が原因でおこるのか良く分からないとのこと。
お医者さんも、兎に角、ホルモン剤を処方して、経過を見ましょうぐらいのものだった。
我々の選択肢としては手術か、wait & seeかしかなかったのだ。
どうなる、俺ら!?
順風満帆なはずだった自分の人生に何かが入り込んできた。
得体の知れない何かが。