パートナーの体質改善:彼女が婦人病になりまして その1
我々にとって、女性は神秘以外の何物でもない。
第一、我々が持っているものを持っていなかったり、あるいはその逆だったりする。
例えば、一つの現象をとってみても、我々、男性が知覚しているであろうものを女性は違う感じで知覚しているのだ。
(もちろん、男性だからといって完全に一致するはずはないのだが、だからと言って、我々が月経痛などを感じられることはない。)
往年のベストセラー「話を聞かない男、地図が読めない女」の例もあるけれど、女性の脳の構造は男性とも異なっている。
話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く/アラン ピーズ

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我々は性別が違うだけで、心も体の働き方も全然違うのだから、まったくもって面白い。
この違いが世界の悲劇と喜劇を形作っているのだろうか。
そして、私が今のような活動をする一つの契機になったのが、当時、彼女だった冨美江氏の病気だ。
あれは大学三年生の頃だったと思う。
自由が丘のアパートに来ていた彼女がいきなり、腹痛?を訴えたのだ。
時計は午後1時ぐらいを過ぎていた、気だるい夏の日だったろうか。
下腹部を押さえながら「痛い、痛い」といってのた打ち回る彼女。
冨美江氏は(今でもそうだが)非常に痛みに敏感なので、普段から腹痛や腰痛を訴えてはすぐに寝込んでしまう。
体の不調に敏感だからこそ、今のような活動が出来ているともいえるが、当時はまだその才能が開花せず、我々はその波に振り回されるだけだった。
その時、最初は「また、いつもの腹痛か」程度にしか思っていなかったが、その日は勝手が違った。
あまりに、鬼気迫る表情だったので救急車を呼ぶことになったのだ。
救急車を呼んだのはこの時が最初で最後になるのだが、実を言うと今目の前で起きていることが半信半疑で現実感がなかったのを覚えている。
無我夢中すぎて、何をどうすればいいのかさっぱりわからない。
搬入時に近所の住民の皆さんが道路に出てきていて、
「あぁ、これが野次馬か、さすが東京は都会だ」
などと妙なことに感心したのを覚えている。
その後、搬入先の病院で色々な検査を受けたのだが、結局、何が原因で猛烈な腹痛があったのかわからなかった。
検査の結果、卵巣は腫れているとのことだったが、それが原因で起こる頸捻転ではないと診断された。
今思えば、誤診だったのだろう。
冨美江氏は3日入院してケロッとしたまま退院し、私はただ「そんなこともあるものか」などと不思議に思う程度だった。
当時、環境分野での学者という道を志向していた私は、正直言って、あんまり体のことに関心がなかったのである。
その後、冨美江氏は普通に生活しているように見えた。
しかし、それは始まりだったのだ。
その後、彼女に色々な病気が現れて来たのだ。
つづく
第一、我々が持っているものを持っていなかったり、あるいはその逆だったりする。
例えば、一つの現象をとってみても、我々、男性が知覚しているであろうものを女性は違う感じで知覚しているのだ。
(もちろん、男性だからといって完全に一致するはずはないのだが、だからと言って、我々が月経痛などを感じられることはない。)
往年のベストセラー「話を聞かない男、地図が読めない女」の例もあるけれど、女性の脳の構造は男性とも異なっている。
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この違いが世界の悲劇と喜劇を形作っているのだろうか。
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あれは大学三年生の頃だったと思う。
自由が丘のアパートに来ていた彼女がいきなり、腹痛?を訴えたのだ。
時計は午後1時ぐらいを過ぎていた、気だるい夏の日だったろうか。
下腹部を押さえながら「痛い、痛い」といってのた打ち回る彼女。
冨美江氏は(今でもそうだが)非常に痛みに敏感なので、普段から腹痛や腰痛を訴えてはすぐに寝込んでしまう。
体の不調に敏感だからこそ、今のような活動が出来ているともいえるが、当時はまだその才能が開花せず、我々はその波に振り回されるだけだった。
その時、最初は「また、いつもの腹痛か」程度にしか思っていなかったが、その日は勝手が違った。
あまりに、鬼気迫る表情だったので救急車を呼ぶことになったのだ。
救急車を呼んだのはこの時が最初で最後になるのだが、実を言うと今目の前で起きていることが半信半疑で現実感がなかったのを覚えている。
無我夢中すぎて、何をどうすればいいのかさっぱりわからない。
搬入時に近所の住民の皆さんが道路に出てきていて、
「あぁ、これが野次馬か、さすが東京は都会だ」
などと妙なことに感心したのを覚えている。
その後、搬入先の病院で色々な検査を受けたのだが、結局、何が原因で猛烈な腹痛があったのかわからなかった。
検査の結果、卵巣は腫れているとのことだったが、それが原因で起こる頸捻転ではないと診断された。
今思えば、誤診だったのだろう。
冨美江氏は3日入院してケロッとしたまま退院し、私はただ「そんなこともあるものか」などと不思議に思う程度だった。
当時、環境分野での学者という道を志向していた私は、正直言って、あんまり体のことに関心がなかったのである。
その後、冨美江氏は普通に生活しているように見えた。
しかし、それは始まりだったのだ。
その後、彼女に色々な病気が現れて来たのだ。
つづく