だが、この日優子は来なかった
15時まで待ったが、
だいぶ日が傾いてきた
いつの間にか、暖かな日は無くなっていた
「体調悪いのかな……」
そう呟くと、
ナースステーションに拓真は向かっていた
「おーい不細工‼️優子は?」
晴美を見つけるとそう呼んだ時誰かに頭を叩かれる
「いて!誰だ‼️」
仁王立ちで立っていたのは優子だった「女の子に不細工なんて言ったらダメ!!もう拓真と遊んであげない」
ゆっくりと優子は歩き出す
「優子、待ってよ」
「晴美さんに謝りなさい」
そう言われ仕方なく言った
「晴美……悪かった」
晴美はニヤニヤしながら拓磨に近づく「お前にも春きたか?このこの」
冷やかしてくる晴美にイライラしながらもちゃんと謝る
「今まで……悪かったよ」
晴美は笑いながら言った
「手綱をしめられたわね」
そう笑うと肩を叩き仕事に戻った
優子は、拓磨を見ながら笑う
「何だよ……」
「晴美さんに実は頼まれたの、拓磨の手綱をしめてと」
「ちっぇ、あの女の罠に引っかかったのか」
機嫌悪そうに拓真は不貞腐れた
「でも本当よ」
「何が?」
「女の子に不細工って言ったら二度と口聞かないから」
「わかったよ……もういいだらろ」
優子は歩き出す
それについて行った