魅せる世界観 空間フォト
Beaute
Naoko Tomitaです
なおこの部屋へようこそ
私は、病気の大型ショッピングモールレベルに大病を繰り返してきました。しかも、車にぶつかり数メートル吹き飛ぶ事故で大怪我を負ったり。
子供の頃は、病気になっても、それほど大きな転機になったかはわかりませんが、大学院生のころ、網膜剥離になり、片目を取り出しての大手術。
それから2年後には、卵巣嚢腫で卵巣が体内で破裂するという、これまた大手術をしました。
何せ、内臓破裂ですから。飛び散った卵巣を取り除く作業が大変だったそうです。
網膜剥離になった時は、ちょうど微妙な時期でした。
就職するか、研究職に留まるかを決める時期。しばらく復帰できそうもないし、どうしたものか・・・と。
しかし、高校生の頃から研究者を目指してきた私には、就職する選択肢はなくて。でも、大学のある大阪で一人暮らしをするのも、心配・・・。(実は、この頃からお腹に異常な痛みを感じることがあって、何箇所の病院で「便秘」と診断されていたのですが・・結果卵巣嚢腫だったと2年後わかりました)
教授にもその意思を伝えておいたら、なんと、「東京の大学院で助手を探しているけどいく?」と聞かれ。
大阪から東京の総合研究大学院大学への出向話をされて。
ありがたくお引き受けさせていただき、本校は神奈川県の葉山でしたが、東京の分室のような研究室で、毎日、事務の方と二人で楽しい職場でした。
週に何回か色々な大学の先生が訪れるため、英語も身につくし、本当にいい経験でした。
が・・・なんと大阪に戻った1年後。今度は卵巣破裂。
陣痛なんて、ちょっと痛いくらいよ!って言えてしまうレベルの激痛に耐え、大手術。
この病気がきっかけで、手術予定日まで安静だったので、家で(安静中に破裂しましたが)、夫の留学先を私が探し、入院中に見事に第一希望に行けることが決まったので、なんの躊躇もなく、研究者生活をやめて、昨年6月に亡くなった、愛犬のひめちゃんと一緒に渡米しました。
周りには、「もったいない」とか色々言われたけれど、海外生活をしたかった私には、日本に残る選択肢はない。
確かにもったいないかもしれないけれど、いいのさ!と超ライトな感覚で、辞めました。潔いと言われました(笑)
アメリカでの経験は、本当に貴重な物でした。
ここで、私は、転機って、「気づいて!」ってサインが自然と送られて来るのではないか?と感じて。
うまく行っていない時は、転機を迎える時なんだって思ったのです。
8月末にメニエール病になったことで、「食いしん坊なおこ」が「小食なおこ」に変わり、当然仕事もできなくなる。
ほんの一瞬・・・
「せっかくうまくいっていたのに・・・できないなぁ」
と思ったのですが、思い返してみると絶望感は一瞬で(笑)。
数日後には、もしかしたら、今回も転機のお知らせでは?と思ったのです。
料理講座のために、スタイリング・プロのフォトグラファーになるための勉強をしていた。
料理講座賢母塾で培った経験とノウハウがあった。
研究者だった頃の、とことん突き詰める気質はずっと残っている。
海外生活で身についた「日本人としての誇りや視点」
などなど、あげたらキリがないけれど、今まで生きてきた経験や学びって、何一つ無駄がなくて、ピンチなった時こそ、
使いまくれる!と。
私の場合、人よりも多くその様な機会を経てきたから、余計そう思うのかもしれません。
もし、あなたが
何かうまく行かない・・・
今の仕事に違和感がある・・
体調が悪くて、休職中・・・
などがあったら、それは「転機」かもしれません。
全ての出来事は、あなただけの「貴重な経験」だから。
病気や事故に遭いまくった私が言うのだから、まちがいないですよ。
転機に気づかずに、苦しい状況にいること、無理して続けることだけが美徳ではありません。
もし、あなたが今、失望感や絶望感を感じていることがあったら、何か探してみてください。絶対に、「使える」経験があるはずです。
絶望しそうになったら、それは明るい未来への招待状だと思いましょ!!