さて、インドヒマラヤ旅日記も今日で3回目になりました。
盛り沢山の旅だったので、内容をこんな風にテーマ毎に分けて書く予定をしています。
1. 日本人が忘れていたもの 〜神様と祈りとヨガ 〜
2. 北インド 旅の食レポ
3. カルチャーショック 町あるきと交通事情
▼前回までのブログ▼
インドヒマラヤ旅日記 日本人が忘れていたもの 〜神様と祈りとヨガ〜1
インドヒマラヤ旅日記 日本人が忘れていたもの 〜神様と祈りとヨガ〜2
今日は、ガンガー・マー(母なるガンジス川)について書こうと思います。
インドの人々にとってガンガーは、神様そのものです。
日本人の感覚ではなかなか理解しづらいかも知れません。
この旅ではそういう目で実際の現地の人々の暮らしを眺めて見ました。
すると徐々にそのことが理解できてきました。
こちらはウッタルカシにあるカシヴィシュワナート寺院。
ここにはシヴァ神が祀られています。
ヒンドゥーの神話では、天界から地上に落下するガンガーの奔流を、シヴァ神がその髪で受け止めてからヒマラヤ山中に注いだとされています。
中央にシヴァリンガが鎮座しています。
ここの天井は立体のシュリーヤントラになっています。
この寺院はとても強いシヴァのエネルギーに満ち、この場所で願ったことは全て実現すると教わりました。
そこから更にガンガーの源流に遡ると、ガンゴトリーという街があります。
こちらは、マー・ガンガー寺院、またはガンゴトリー寺院と呼ばれています。
真ん中の写真、シヴァ神の像が見えますか?
ガンゴトリーの北にはヒマラヤの氷河の末端があります。
ガンゴトリーは、ガンガーの流れの最も上流にある街です。
ここではまだバギラティ川と呼ばれます。
この先下流でいくつかの川と合流してガンジス川になリます。
昔バギーラタ王は、天界を流れるガンガーの浄水を求めて祈りと苦行を続けました。
それを受け入れたガンガー女神は地上に降りることを承知しました。
しかし、世界を滅ぼしてしまうことを恐れてためらいました。
そこで王はシヴァ神に、ガンガーを髪で受け止めてくれるよう願って、激しい苦行を捧げました。
シヴァ神は最後に王の願いを聞き入れました。
そして、ガンガーをいったんその髪に受け止めてから地上に流しました。
先ほどもカシヴィシュワナート寺院のところで出てきたお話です。
ちなみに、ガンゴトリーという言葉は「ガンガーの降下」を意味するそうです。
そんな神話に思いを馳せながら(?)ガンガーの聖なる水で身を清め、祈りを捧げる人々。
パンイチは標準です(笑)
私たちは足だけですが、ガンガーで沐浴を。
あぁ!一瞬で氷のように骨の芯まで冷やすガンガーの流れ。
この笑顔がどれだけの努力の賜物かわかりますか!?
でも靴下を履いてしばらくたつと、逆に足がポカポカあったまってきたねって皆んなで顔を見合わせて......
『信じるものは救われる』
この場所でプージャをしていただきました。
プージャは、ヒンドゥー教の礼拝の儀式です。
基本的には、お供え物をして決まった形式に従って神様をお招きし、もてなし礼拝をするという考え方です。
日々家庭で行うものもありますが、ここでは真ん中の祭官の方に儀式を行っていただき、ご先祖様の供養をしました。
目を閉じてベルの音とマントラを聞きます。
雨の後のガンガーの濁流の音はまるで全てを洗い流すようです。
急に何かが降りてきたように胸が熱くなりました。
神聖な気持ちになりました。
目を開けました。
すると何人かの人が涙を流していました。
後から聞くと、ただこの場所に今自分がいられるということに喜びが溢れ涙がこぼれ落ちたそうです。
心が洗われる場所なんだと思います。
ガンゴトリーの参道(?)沿の食堂での食事風景。
この後、雨が降り出すのと同時に帰路へつきました。
ウッタルカシのアシュラムから往復約8時間の長い道中。
曲がりくねった山道を、皆それぞれ思い思いに過ごしました。
長距離移動でしたが、予想外にリフレッシュしてエネルギーを充電して帰ってきたような感覚でした。
ガンゴトリーでの体験と、人々のガンガー・マーへの愛と信仰は、体感を伴って私の心に刻まれました。
今日はこの辺でおしまいにしたいと思います。
続きはまた改めて......














