午前中に降っていた雨は止んだが、風が強い。
海を埋め立てて、石油コンビナートを造ると言っていた
田中角栄。
この計画に住民や漁師たちも分裂。
反対や賛成の怒号の声が飛び交った。
そうこうしている内に、コンビナートの必要性は薄れ
オイルショックも経験した日本は石油備蓄に傾いた。
あれから45年。
時折、タンカーが入って来る。
小魚が育つという海の浅瀬を埋め立て、海流も
変わり、漁場も狭くなり・・・
漁業は後継者も育たず、衰退している。
50年か数百年か先、石油を必要としなくなる時代に
なった時、この埋め立てた基地はどうするのだろう。




