昨年後半から先の見えないトンネルに入ってしまった。
10月には友人と3人で起業する予定だったのだが、暗礁に乗り上げてしまった。
仕事をせねばと焦る気持ちと無気力感とに苛まれる日々を送っていた。
鈍色の心模様。
心の灯が消えかかっていた時、母の件もあり介護員2級の資格を取ることにした。
1月から2ヶ月間の養成コースを受講。
そして本日、実習発表会をもって授業が終了した。
このコースはとても勉強になり、福祉に関する知識が高まった。
また、規則正しい生活が送れたので、生活にリズムができた。
そして自分を見つめ直すことができた。
過去を振り返ると、IT商社を退職してどんな自分になりたいかを探し求めた結果、
「人の心を明るく照らす人になりたい」
「癒しと健康の分野で貢献したい」
という答えを見出した。
そして癒しの道を追求しようとタイ古式マッサージのセラピストになった。
講義を通して
「相手の人生に寄り添う仕事」
「高齢社会に貢献する」
という意識が高まった。
またクラスメイトとも楽しく時間を過ごせた。
「介護とは今まで行なってきた普通の生活が少しでも継続できるように援助すること」
「介護とは利用者の心に向き合うこと」
しかし、施設実習で現場を体験すると、一気にモチベーションが下がってしまった。
施設に入ることや介護することは全くの初めてで、ある程度想定はしていたのだが。
特養で感じたことは、
寒くもなく、暑くもなく、風を感じることもなく、自然の音を感じることもなく、
快適な温度と菌の少ない環境の元で、利用者は決められた時間に風呂に入り(介助してもらい)、決められた食事をする(介助してもらう)。
そんな施設に入ると日々の刺激が極端に少なくなってしまう。
そうなると、益々介護度が増していくのではないだろうか!?
実際に家庭で介護する大変さや辛さを経験していないので勝手なことを言っているが、母が要支援や要介護になったとしても施設に入れたくないと思った。
現在、日本の平均寿命は男性79歳、女性86歳。
しかしながら健康寿命は男性72歳、女性77歳。
男性は72歳からの7年間、女性は77歳からの9年間は医療を受けていることになり、その医療費は35兆円。
医療技術が発達した故に寿命は伸びたが、それによって無理やり生かされているように思う。
利用者は認知症の人、徘徊している人、独り言を言っている人、延々と歌っている人、片麻痺の人など様々で、ある程度想定はしていたが、その現場の重い空気に想定を上回ってしまった。
そんな現場で職員は淡々と仕事をこなしていく。
一人ひとりの状態をしっかりと観察し、記録する。
バイタルチェック、食事介助、入浴介助、トイレ介助、おむつ交換・・・
そこに思いやりのある温かい心をもって接することの難しさを感じた。
どれだけの人がやり甲斐を持って仕事をしているのだろうか!?
きっと利用者の笑顔がモチベーションになっているのであろう。
そういった経験を通して、やっぱり「ワクワクする仕事」をしたいと思った。
将来に対する不安、過去に対する嫌悪はあるが、今、ここに生きることを目指さなければならない。
そのためにも今をワクワク生きることで人生を楽しみたい。
そんな中、先日天河に行ってきた。
そしてお気に入りのカフェ 空でひと時を過ごした。
そう、ここが私の夢の原点。
癒しと健康の店を目指してがんばろう!
そう十字架の元でクラスメイトに誓った。
