何度か前の記事で書いた「話す力」ってか、「ディベート力」の件。

 

その記事では個人の能力差で情けない思いをしたけど、

グループごとって言うか、

 

会社ごと、ものすごい惨めな思いをした事がある。

 

以前に勤務していた会社では、外資系企業との提携関係にあった。

 

ある時、両社共同で開発した新製品を発売するにあたって、

関係部門の営業系のマネージャーが両社から7~8名づつ出席しての

合同ミーティングがあったんだ。

 

そのミーティング中の議題で、フリーにアイデアを出したり、

それにコメントしたりといった時間が1H程度設けられてたんだけど、

 

そのフリートークの間、発言したのは 外資系側 メンバーだけだった。

彼らは出席者全員が満遍なく発言していた。

 

そして我々国内メーカー側のメンバーからは、1時間のあいだ、マジで発言ゼロだった。

 

外資系企業ったって、全員日本人だぜ。

そして年齢、キャリア、学歴等も同等で、両社員の間で地頭に差はない。

 

会社の文化の違いで圧倒的な発言力の差が出てしまったんだ。

 

我々日本の老舗メーカーにおける不文律は、会議での発言・発表の順番は決まっており

そしてその順番が来て、司会者に促さて始めて発言が許される。

 

主体的にしゃべっていいのは、司会者と、出席者中で最も等級の高い者だけ。

そして上の方のご発言には、かしこまって拝聴するだけしか許されない。

 

ものすごい古い権威主義に凝り固まった会社でしょ。

 

こんな会社に10年以上もいると、発言する能力が退化してしまっており、

フリートークなんて言われても、全くついていけなくなってるの。

 

ディベートどころじゃなくて口が動かない。

日本企業側は失語症状態。

 

海外相手にこれじゃ通用しないよ、古い組織文化が社員の発言力をつぶしてんだから。

 

当たり前だけど、会社としての業績の差、さらに年収の差も歴然だったね。

 

このミーティングは本来、実務者会議だったから、我々課所長クラスが対象出席者

なんだけど、オブザーバーとして事業部長と営業部長も後ろで見てんだよなぁ。

 

特に、「指名された者以外の発言は許されない」って不文律を確立した張本人が、

この営業部長なんだよなぁ。

 

この押し黙って聞いてるだけの自社のメンバーを見て、何を感じたんだろうか。

 

よくハゲタカ外資に、日本企業は食い物にされるっていうじゃないですか。

 

でも実態は、昭和の石頭が足引っ張ってるから時代に乗り遅れてしまって、

普通に海外企業との競争に負けてるってだけだぜ。

 

もちろん日本企業だって、ちゃんとした会社には、こんなあきれた文化はないだろうし、

そこは業績だっていいはずだよ。

 

アナタのいる会社に自由な発言をたしなめるような奴が、そこここにいるならば、

そこは未来のない会社だと思って間違いございません。