「浮く」ことは基本的にボク嫌いです。(皆、そうかな・・)

人生の中では数多くの「浮く体験」をして来ました。

多くは飲み会の場になりますが、中にはトラウマにまでなった事案もあります。

浮くとはどういう状態なのか? なぜ浮いてしまうのか? 浮くことを避けるには?

各種の浮いた事案を通して、この「問い」への答えを模索していきたいと思います。


 

1)再就職先での歓迎会(…歓迎だったのか?)

 

トラウマというほどではないが、会話がほぼほぼない「ド浮き」になった事案です。再就職で入社した企業での歓迎会でのこと。

名目は歓迎会だったが、ホントは何の会のつもりだったのか意味不明の飲み会。

 

営業職での入社だったので、営業関係のメンバーはほぼ全員来たけど、メンバーの中で「全体に配慮の出来る子」だけが来ておらず、なんか不安が発生・・そして見事に的中。

 

その歓迎会は皆が適当に着席した後、何の進行もないまま、一応スタートしたらしく、あとは店からパラパラと出てくるものを、単に飲み食いするだけ。

歓迎会らしきものの音頭を取る者が誰も出て来ない。

幹事をやらされてたらしき男も、上位等級者も、全然動かない。

自己紹介するとか、皆と挨拶し合うとか全くない。

 

こちらとしては席の近い人に何か話しかけては、なんとか会話を作ろうと働きかけるが、少しの「受け答え」があるだけで、その後が全く続かない。

基本、誰とも会話が成り立って行かない。

こいつら誰も自分から話しを作ろうとしてこない。

 

こちらは新人だから、会社のこともメンバーの事も知らないし、彼らの興味のある話題など知るわけがない。「受け答え」だけじゃなくて、何かコメントでももらえないと、話を広げようも進めようもない。

 

どいつもこいつも、近くに座った気心の知れた者同士だけで、ボソボソと雑談程度の内容のものをしゃべってる。

また自分たちだけで何か盛り上がったりするかと言うと、それもない。

 

歓迎会を看板にはしてるけど、顔見知り同士が単に飲み会らしきものに集まっただけ。

 

その中に、私という知らん奴が勝手に入って来て、入って来たはいいけどそいつはどん詰まりになってるといった景色。

 

先に書いた「配慮の出来る子」は仕事もよくできる課長職の女性で、あの子ならこんな会でも「回し」もできて、それなりに盛り上げてもくれそうだったけど、お子さんの事情で定時後の宴席への出席は無理だったみたい。

 

結局ほとんど会話もないまま時間だけが過ぎ、いたたまれないので何度もトイレ行ったりしつつ、どうしようもない状態のまま終了。

二次会などあるわけもなく、早々に逃げるように帰りましたとさ。

 

いったいなぜこんな会になるのか、しばらく経ってこの会社での勤務に慣れて状況が見えて来ると、「ああそういうことか」と理解できた。

 

要は、こいつら普段から飲みにいったりする機会がほとんどないんだ。

 

基本、宴席そのものの体験が圧倒的に少な過ぎるからなんだ。

 

学生時代もそうだけど、社会人になって色々な人と出会いがあれば、そこには宴席もある。そして距離感の近い人だけでなく、関係性の遠い人との場合だってある。

そんなものを色々と体験していれば、こんな有様にはならないはず。

 

この会社のロケーションは工業地区だったので定時後は帰るだけ。

私の方はそれまで市街地ビルでの勤務ばかりだったので、仕事終わりの会食は普通にあったし、また職務柄、社外の関係者との各種懇親会も一般的だったけど、この会社の皆様は全く経験がないから、人付き合いの幅も拡がらずこんな状況になるんだ。

 

住んでた世界が違い過ぎてたってこと。

 

世の中には、家族・同僚・友人といった身近な人となら外で食事する機会はあっても、初対面に近い人との会食の体験がほぼゼロのような人が、結構いるんだと思い知りました。

 

だからこういうケースに対応するには、場全体を引っ張って行くのを自分自身でやることだね。たとえ新人の立場であっても、大きな顔して勝手に仕切ってやっていくしかない。例えば

「では最初に、私の方から皆様に自己紹介をさせていただきます」

とか言って勝手に立ち上がって演説みたいに話し始めて、それが終われば次は

「ではそちらの方から順に、ご自分の名前と担当されてる業務をご紹介いただけますか」とか言って、勝手に場を仕切ってしまえばいいのさ。

 

この類の人たちの中で浮かないで済むには、こんな方法を取るしかないと思う。

 

ま、この再就職先は会社としてはしっかりしてたし、仕事そのものはまあ面白くやれたので、初回の宴会で浮きまくっただけで、私怨など全くないけどね。

この会社とは仕事だけの関係だったかな・・