昔は女の子と付き合うのには、車が必須という風潮があった。
車がないとデート出来ない、との「いわれ」もありました。
で、大学くらい迄の時には、明確に分かれるのね。
車持ってる奴と、持ってない奴って。
大学生だから、要は親に買ってもらえるかどうかってだけなんだけど、
当時は車ある奴ってうらやましかったね。
ウチは貧乏だったから、自分で働いて買えっていわれてたからね。
そして車を持つことに関しては、そもそも地方の方が有利だね。
都心に近いと不利だぜ。
駐車場がないもん。
で、働き出しての最初の目標は車を持つ事だった。
何とか手に入れて非モテから脱しようとしてね。
そして7月の最初のボーナスで、遂に友達から¥10万で買ったよ。
10年落ちの中古車をさ。
当時の若者にとって、車は必要アイテムに近い存在ではあった。
そして手に入れてから、アッタリマエの事に気づくのさ。
車は彼女とデートするのに必要条件ではあっても、
充分条件では決してないってことを。
彼女をGetすることと、車のあるなしとは何の関係もない。
Getできた後に、車があればデートには便利ですよってだけ。
車を入手したのは、ちょうど彼女がいない時期だったから、
せっかく手に入れた車なんて、全然仕事しねーでやんの。
無用の長物だったぜ。
自動車業界のマーケティング戦略だったんだろうな。
TV、雑誌、マンガを通して、潜在意識に何時の間にか刷り込まれてたんだよ。
車さえ手に入れれば、彼女もついてくるんじゃないかって錯覚してんの。
自動車業界にしてみれば 「車で彼女が出来るよ」 なんて一言も言ってない。
でも各種の映像には ダブルバインド とかの仕掛けが絶対に入ってたんだぜ。
ボクの場合はクソ安い中古車だったけど、結構いい車を買っても、彼女がいない奴いたな。
新車買ったヤツから、連休中にすっげー遠くまで行って来たって聞いたんだ。
せっかく車買ったから、北海道一周してきたって。
で、一人旅だったんだって。
そ・・そうですか、新車で一人旅ねえ。
あるいは男2人で3泊4日のドライブ旅行に行って来た、なんて人たちもいたな。
山陰地方だったか、能登半島だったか?
はあ・・、何が面白いのか想像できないってか、
彼女がいない若い男2人の旅行って、言葉は悪いけど、カッコワルーって正直思った。
とにかく車を所有することと、女の子との楽しい時間との関連性は全くなかったね。
で、彼女ができた時って、彼女の側が車持ってたケースも多かった。
だから結構、女の子の車の横に乗せてもらったね。
別に違和感もなければ、カッコ悪いとも思わなかったね。
だから無理に車なくても全然困らなかったはずなの。
でも最近は若者の車離れなんて言われてるらしいね。
ま、いいんじゃないでしょうか。
車なんて、彼女が出来てから、
「ねえ、どこかドライブしようよ」って言われてから、手に入れればいいんだよ。
そして金ねーなら、カーシェアで充分だぜ。
女の子ってのは、気乗りしない男の乗る立派なSUVなんかより、
好きな男と、カーシェアでコンパクトなデミオで遊びに行く方がよっぽど楽しいの。