山男 | 安田謙一郎

安田謙一郎

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原村でお世話いただいたペンションの部屋に掛けてあった絵画をお尋ねしたところ、掲載されている雑誌までいただいてしまった。この夏の仕事は一区切り付いて、これから夏休みという表情が顔ににじみ出ていたせいかもしれない。頂き物をする時は、そういう気の緩みがありそうである。普段は、頂くより、自分で探したい欲の方が旺盛らしい。

私の楽器が木々に癒されたように、私も同様に木々に癒されるらしい。

「山男といっても、近代スポーツ的な山男ではなく、真実山そのものの好きな山男を描き、版画に作るようになった。」『北と南の話』

版画家•畔地梅太郎氏はこう書いておられます。