私は教養学部の歴史学専攻に所属しています。今回は歴史学専攻の長所・短所や、その専攻での過ごし方などについて語ってみたいと思います。1年生の皆さんの専攻選びの一助となれば幸いです。
1.歴史関係の授業のクオリティーは高い
歴史学専攻に入った方の多くは歴史関係の講義を受講すると思います。個人的には今のところほとんどの講義は満足のいく内容だったと思います。高校の教科書ではあまり取り扱わなかったテーマを研究されている先生もおり、高校時代歴史をやりこんだ人であっても新たに学べることはとても多いと思います。また演習や研究法の授業は、もともと歴史学専攻に属する人が少ないということもあり、少人数できめ細やかな指導がうけられます。
2.歴史関係の授業が少ない
1でクオリティーの高さに言及しましたが、問題は歴史関係の授業が少ないということです。前期・後期でそれぞれ20単位くらいずつとる人が教養学部では多いと思いますが、たぶん歴史にかかわる講義は頑張っても半分(10単位分ぐらい)になってしまうと思います。しかも西洋史・日本史などとおおまかな区分にそって取ることも難しい。そんな具合なので、残りは芸術・美学・哲学の科目(同専修)や、他の専修の科目で埋め合わせることになります。自分の興味のない授業をたくさんとる必要に迫られるかもしれません。このことはほかの専攻でもいえるかもしれないので、専攻を決定する前に、自分の履修案内を今一度確認してみましょう。
3.授業は基本的に楽
基本的に歴史学専攻の専門科目の課題は少ないか、普通程度の量だと思います。授業も理解に苦しむレベルのものはあまりないでしょう。むしろ、基盤科目のほうが大変だったかな、と思うぐらいです。自分の興味のあることならレポートや課題も結構サクサク進められるし、授業も楽しめるので、楽に感じるのかもしれません。ただ2で述べたような、単位の埋め合わせのために取っている科目(芸術とか)は苦痛に感じるときが結構あります。なんというかモチベーションが維持できないんですよね・・・。なんでこの科目やらなきゃいけないのだろうみたいな。まあ、その点も「単位のためだ」と割り切ることができれば問題ないでしょう。
4.何をやっているのか自分でもわからない
3を見ていいな、と思った人もいるのかもしれません。が、楽=いい専攻というわけではありません。特に歴史学専攻は履修する授業に統一感がほとんどor全くないので、何を学んでいるのか、何をやっているのかということが分からなくなりがちです。いわゆる迷走状態というやつですね。この迷走状態に陥ると、メンタルへのダメージがじわじわと蓄積されてきます(体験談)。歴史学は将来すぐに役立つものではないので、余計に・・・。おそらく、授業はほどほどに取り組みつつ、早い段階で自分の研究テーマを定めて、それについて本を読んだり友達・先生と話しながら突き詰めていったほうが、学問的には充実させられるでしょう。
5.課外活動で勝負
3で述べたように授業が楽なのは事実なので、いっそのこと授業・課題は全部大学卒業のためだと割り切って無心で取り組み、課外活動に精を出すのもありだと思います。私は今まさにそんな感じで、目下週3回あるサークルに参加するために授業・課題を消化しているところです。サークルに誠意をもって取り組んできたため、来年度から私が団長を務めることになる(!)など、大学生活にも一応の道筋ができたように思います。歴史学と課外活動の両立は比較的容易ですから、そこに希望を見出すのも大いにありですよ!
以上、歴史学専攻について、ずぼら大学生が語ってみました。皆さんの参考となれば幸いです。