
2018年のアメリカ映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」です。
いわゆる「アベンジャーズシリーズ」の第19作目となります。
んで、「アベンジャーズ」としては「3本目」となります。
説明不要ながら、説明したらめちゃ長くなるシリーズとなってしまいました。
スーパーヒーローの映画がそれぞれあって、それが全て同じ世界観で描かれているため、数年に1度全員集合するお祭り映画を可能とした「アベンジャーズ」シリーズ。
今回とうとうアベンジャーズも3回目となります。
実はこの映画の1年後に公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」と2つで1つ、いわゆる「前後編もの」だったんですが、名前をかえてそれぞれを別のものとしています。
ちなみにこの「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」の2本だけで製作費「700憶円」くらいかかってます。
莫大すぎます、が、興行収入は2つ合わせると「4000憶円」以上です。
よく分からない数字ですね、とにかくたった2本の映画でバカ儲けできたってわけです。
さて、2008年の「アイアンマン」から始まったアベンジャーズシリーズも大詰め。
10年かかってとうとうここまできました。
たくさんのヒーローが登場しアベンジャーズに合流し大所帯となりました。
その全ての集大成がこの「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と「アベンジャーズ/エンドゲーム」です。
さっきも言いましたが、この2つは「前編」と「後編」という関係です。
色んなアベンジャーズシリーズで登場してた「インフィニティストーン」。
6つあるその石を全て手に入れたらえらいことになります。
序盤から出てた諸悪の根源でありラスボスの「サノス」が現在2つ所有。
ドクターストレンジとヴィジョンが1つずつ持ってるためアベンジャーズは2つ所有。
残りの2を取り合う・・・って感じです。
が、サノスがついに本気で動き出したために今作でサノスは次々とストーンを奪っていきます。
結果、6つ全ての石をサノスに奪われてしまい、アベンジャーズは完敗してしまう・・・。
というのが今作のおおまかなあらすじです。
要するに大敗してそのまま終わっちゃうというヒーロー映画的にはガッカリな終わり方です。
ヒーロー映画なんで、やっぱりヒーローが勝って終わらないとしまりませんね。
というわけで、2019年の今年に公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」にてこの続きが描かれて、物語は終わるってわけです。
「前後編」ものの「前編」ってどうしても消化不良な感じがするので評価は下がっちゃいます。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」から「アベンジャーズ/エンドゲーム」まで1年あいてますから、1年待つのも大変ですしね。
1年間この鬱状態を引きずってないといけないのも切ない。
ので、まとめて観ることをお勧めします。
今ならまとめてBlu-rayで観れるかん安心。
さて、何がそんなに鬱なのかというと・・・。
サノスが石6個手に入れちゃったのでサノスが宇宙を支配出来るわけです。
サノスの目的というのは「宇宙の生物の半分を殺すこと」。
「皆殺し」とか「破壊」ではないんです。
あくまでも「半分」。
半分を殺すことで宇宙のバランスがとれて平和になるというサノスの持論みたいです。
この「半分」というのが重要でして、サノスが選んだ半分ではありません。
あくまでも「ランダム」。
ランダムに半分が死ぬんです。
しかもその合図が「指パッチン」という。
サノスが「指パッチン」しちゃったら世界は終わりっていうのが「アベンジャーズ」シリーズの最悪の結末だったわけです。
今作ではその最悪の指パッチンが発動しちゃうんです。
これによって無慈悲に半分の生物が死にます。
街の中で次々消えていく人と消えない人が続出します。
何が起こってるのか分からないまま世界は半分が消えてしまうんです。
これはアベンジャーズのヒーロー達にも同じことが起きるのです。
「消えてしまうヒーロー」と「消えないで残るヒーロー」が出てくるわけです。
スパイダーマン、ヴィジョン、バッキー、ファルコン、ブラックパンサーなどなどは消えてしまいます。
アイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカ、ハルクなどは消えずに生き残ります。
半分ということですが、消えたヒーローの方が数は多いかもです。
人気で重要なヒーローだけ残ったのかといえばそうでもなく、それこそ最高の興行収入を得たブラックパンサーは消えてしまいますし(たぶんこの映画作ってる時にそんなにヒットすると思ってなかったんだろう)、スパイダーマンというやっとソニーから帰還させた大目玉のヒーローもいなくなります(結局ソニーとディズニーがもめて本当に消えてしまうことになりますが)。
さぁ、取り返しのつかない状態になった世界、そしてアベンジャーズ。
こんなの次観たいに決まってるじゃないかって感じですね。
スタッフロールが流れていく中、もちろん「なんかこの後あるぞ」ってのは予感出来ますね。
よく映画館でスタッフロールになった途端に立ち上がって帰っていく人いますが、アベンジャーズシリーズにおいてそれはタブーです。
ほぼ絶対スタッフロールの後に「オマケ」どころじゃない超重要な「何か」が流れますから。
というわけで、今作もありますよ。
スタッフロールの後。
次々と消えていく街の人達、その中にニックがいます。
「何かおかしい、何かやばい、これは危険だ」って察知したニックはすぐさまどこかに連絡を・・・。
というところで、ニックさえも消えていなくなってしまいます。
手から落ちた機械には、ニックが消える前に連絡をとった相手のマークが表示されています。
「M」
そこにはその文字が・・・。
映画は、終わりです。
「M」、、、いったいニックは誰に連絡をとったのか・・・。
この答えはズバリ「キャプテン・マーベル」です。
ついに出てきます、女性のヒーロー「キャプテン・マーベル」。
次回作は「キャプテン・マーベル」だぞっていう暗示ですね。
しかーし、実際にこの映画の後に公開されるヒーロー映画は「アントマン&ワスプ」なんですよね。
今作で名前だけ出てきたけど1秒も登場しなかったアントマン。
次回予告ですら飛ばされてます。
その「アントマン&ワスプ」の次が「キャプテン・マーベル」でして、その次こそが完結編「アベンジャーズ/エンドゲーム」になります。
もうね、残り3作品となってしまいましたね。
寂しいですね。
寂しいといえば、今作でのハルクの無力っぷり・・・ではなくて。
キャプテン・アメリカのコスチュームです。
アイアンマンと喧嘩したまま仲直りどころか口もきいてないキャプテン・アメリカですが、「シビル・ウォー」でアイアンマンに「お前の盾、俺の親父が作ったやつやぞ」とか言われてプライドを傷つけられたキャプテン・アメリカはあのド派手なコスチュームを捨て、盾も放り投げてしまった状態です。
中学生かってぐらいイジけてます。
黒い服着てヒゲはやしてグレてます。
ほんと、中学生か。
んで、ブラックパンサーの故郷であるワカンダに行って新しい盾を貰うんですが、なんか黒くてとがってて不良感満載。
だから、中学生かて。
全くキャプテン・アメリカ感がないので微妙でした。
やっぱりヒーローはコスチュームが大事、と思いました。
オススメ度 67%