
2018年のアメリカ映画「デッドプール2」です。
2016年に公開された「デッドプール」の続編になります。
主演は前作同様ライアン・レイノルズ。
監督は今回からデヴィッド・リーチ(リンチじゃない)に代わっています。
さて、約5か月ぶりのブログ再開、第3シーズンの開幕です。
1年前ほどじゃないですがこの5か月間もちょこちょこと映画は観てまして、その映画たちの感想となります。
3か月前くらいにキーボード買い換えたんで何か文字が打ちづらい。
さてさて、話は戻って「デッドプール2」です。
簡単に説明すると「ヒーロー映画」です。
今大きくわけてヒーローが活躍するワールドが2つ存在してます。
1つ目は「アベンジャーズ」ですね。
「アイアンマン」「スパイダーマン」「ハルク」などなど「マーベル」のヒーローが活躍する世界です。
もう1つは「ジャスティスリーグ」です。
こちらは「DCコミック」のヒーローが活躍する世界でして「バットマン」や「スーパーマン」が有名です。
この「デッドプール」は「マーベルコミック」なので「アベンジャーズ」の系統になるんですが、「アベンジャーズ」と合流することは絶対にありません。
理由は「大人の事情」です。
コミックは同じでも、実写映画化の権利をもってる会社が違うんです。
「アベンジャーズシリーズ」は「マーベルスタジオ(ディズニー)」、「デッドプール」は「20世紀フォックス」です。
「20世紀フォックス」のヒーローといえば「X-MEN」ですね。
というわけで、この「デッドプール」は「X-MEN」と合流するわけです。
前作でもX-MENに入ろうか入るまいかみたいな話がちょこちょこあって、キャラクターも世界観も同じところにあることがうかがえました。
今作ではよりもっとデッドプールがX-MENに近づきます。
ストーリーは割愛します。
このデッドプールの魅力はなんといっても「悪ふざけ」です。
2時間ずっとふざけてます。
「X-MEN」は真面目な堅物だらけの世界なので、そこにこのデッドプールが混ざるとどうなるのか心配ですね。
自分は「X-MEN」は全く好きじゃないのでこのまま良い感じの距離感をたもっててほしいです。
ちなみにデッドプールは原作では「スパイダーマンが好き」ってことになってますので、いつか憧れのスパイダーマンと共演出来たらいいですね。
さて、今回の悪ふざけもめちゃくちゃです。
「アナ雪」をネタにしたりして、ディズニーから嫌われないか心配です。
他にも「ウルヴァリン」のネタが多めでした。
ウルヴァリンはX-MENに登場するキャラクターなんですが、去年公開された「LOGAN/ローガン」でウルヴァリンは死んだそうです(まだ観てません)。
なのでそのウルヴァリン死亡ネタがあります。
ちなみに「デッドプール」は前作が初登場のキャラじゃありません。
実は2009年公開の「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」という映画で出てるんです。
しかし原作無視して名前だけ「デッドプール」で少し設定を拝借しただけの超絶脇役として登場します。
全くの別物なんですがいちおこれが「デッドプール」の初登場シーンってことになるんですね。
この時のデッドプールもライアン・レイノルズが演じてます。
今作では「タイムマシン」みたいなものが出てきて、あれこれやるんですが、映画のラストのオマケ映像のところでこの「タイムマシン」を悪用して遊びまくるデッドプールの映像が流れます。
ここでデッドプールは過去に戻ってあの忌々しき「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」でのデッドプール初登場を抹消しにいきます。
「こいつは偽物だ」って言わんばかりに銃で「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」のデッドプールを射殺します。
本当に気に入らなかったんでしょうね。
これによって「デッドプール」の初登場は2016年公開の「デッドプール」ってことに歴史も変わったわけですね。
更にこのタイムマシンを使ってデッドプールが過去を変えます。
過去に行ったデッドプールの目の前にはライアン・レイノルズがいて、必死に台本を読んでいます。
このライアン・レイノルズをデッドプールは射殺するんですが、ちゃんと意味があります。
このライアン・レイノルズが読んでる台本のタイトルは「グリーン・ランタン」、ライアン・レイノルズが2011年に主演したヒーロー映画のタイトルです。
この「グリーン・ランタン」、興行的にもイマイチでしたが、なによりも映画の内容がクソすぎて散々叩かれた映画です。
ちなみに自分のこのブログでも感想を書いてます、オススメ度は10%と超絶低めです。
この映画こそがライアン・レイノルズの汚点であり、黒歴史なんですね。
なのでそれを自虐ネタとしてデッドプールに過去の自分を射殺させるんですね。
「その台本は読むな!映画に出るな!」ってことなんでしょうね。
こういったコネタが多すぎて全部書くのは無理です。
是非ブルーレイに収録されている監督のコメンタリーを聞きましょう。
あと、この映画、言われないとほぼ気付かない超大物がカメオ出演してるのでそれだけ書いておきます。
まずはブラッド・ピット。
これは気付いた人多いかもしれませんが、映るのは一瞬です。
透明人間の超能力をもったキャラが登場するんですが、透明人間なので見えません。
でも電線にぶつかって電撃ビリビリになって死んじゃうその一瞬だけ透明人間の顔が見えます。
それがブラッド・ピットなんですね。
「こいつブラッド・ピットやったんかい」っていうネタです。
ちなみにブラッド・ピットはこの映画に出演予定だったけど予定が合わなくて出れなくなったそうでして、なのでこういう形でカメオ出演したんだと思われます。
もう1人の超大物ゲストは、マット・デイモンです。
これは絶対に気付きません。
自分も1度観たあとのコメンタリーでの監督の話で知りました。
マット・デイモンとは分からないように特殊メイクに何時間もかけて作られたその容姿はマットとは別もん。
ていうかマット・デイモンじゃなくていいのにっていう役です。
監督の話によると「今のとこ700人この映画を観てるが、誰もあれがマットだとは気付かなかった」だそうです。
ハリウッドセレブのー、遊びー。
という感じで今回も最高に楽しめるオバカ映画になってます。
日本人の忽那汐里も出演してまして、堪能な英語を披露しています。
ちなみに日本語吹き替えも忽那汐里自身がやってるんですが、吹き替えの日本語はかなり大根です。
英語は分からないけど、演技大丈夫だったんだろうか・・・。
こっそりですが、X-MENの主要キャラがチラ見してるシーンもあったりして、いよいよデッドプールも真面目に映画やる時が迫ってるのかもしれませんね。
「デッドプール3」超絶期待です。
オススメ度 73%