2017年のアメリカ映画「トランスフォーマー/最後の騎士王」です。
マイケル・ベイ監督による「トランスフォーマー」シリーズ、第5作目となります。

マーク・ウォールバーグ、イザベラ・モナー、アンソニー・ホプキンスなどが出演しています。

もう「トランスフォーマー」も5作目かって感じです。
最初観たときは「本当にこんなロボットがゴリゴリに動くなんて」って驚きでした。
車からロボットに変形するシーンとか何度巻き戻してスローで見直したことか。
今回もそんなゴリゴリの変形シーンがたくさんあります。
相変わらず「スゴイ」の一言です。
やっぱり「トランスフォーマー」は変形するところが1番ヤバイ。

さーて、ストーリーなんですが。

1作目から3作目までが一区切りとなってまして、主演はシャイア・ラブーフでした。
とくに3作目の「ダークサイド・ムーン」はめちゃくちゃ面白かったです。

そして前作である4作目「ロストエイジ」で主演がシャイア・ラブーフからマーク・ウォールバーグへと変更になりました。
世界観は変わらずなんですが、第2シーズン開始って感じでしょうか。

前作は恐竜ロボット登場で、「トランスフォーマー」+「ジュラシックパーク」みたいな映画でした。

今作はというと、よく分からないんですが「アーサー王」の時代にまでさかのぼって、やはりそこにもトランスフォーマーがいたってところから始まります。
そりゃもう恐竜がトランスフォーマーだったりするわけですから、アーサー王の時代にトランスフォーマーがいてもおかしくないでしょう。

このアーサー王の設定、よく分からないんですが、あまり物語に関係ないというか、わざわざ出す必要もなかったような気がするようなしないような。

とにかくこのシリーズはストーリーはたいしたことありません。
今作は特にストーリーが雑なんですが、もうストーリーは・・・いいじゃない・・・っていう映画だと思います。

簡単に雑に説明すると。

トランスフォーマーの存在が人類に知れ渡ってしまっていて、人間はトランスフォーマーを脅威の存在として認識してます。
トランスフォーマーにも「いいもん」と「わるいもん」がいるんですが、どっちにしろ脅威の存在には違いないってことで人類は対応してます。
その対応する連中がTRFとか名乗ってて、いちいち「さーむいーよるだーかーらー♪」って頭に流れてきて困ります。
小室世代なのでどうしてもTRFって出てくると「イージードゥダーンス♪」って流れてきます。

そのせいもあってストーリーがより頭に入ってこないのですが。

さてさて、人類とトランスフォーマーの対立が大変なんですが、そこに「わるいもん」のトランスフォーマーが出てきて戦うことになります。

「いいもん」のトランスフォーマーは人間に追われながら、わるいもんも倒すという感じです。
最後はわるいもん倒して、人間側も「今回は。。。ありがとう。。。でもお前らのこと認めたわけじゃないからな」的なツンデレ発動して終わります。
どうやら次もあるぞっていうのを匂わせてます。

ストーリーはいいんです、毎回そんなもんです。
今回特にストーリーがヒドイんですが、いいです、いいです。
このシリーズは「迫力」すぎる「超ド迫力」のロボット対決が見どころなんですから。
スポーツカーがガションガションと音をたててロボットに変形して、巨大ロボット同士が殴りあうという子供のころ男子がみんな夢みた映像がここにあるわけですから。

しかし、なんでしょうかね。
5作目になるとこれも慣れてしまったというか、飽きてしまったというか。
画面がゴチャゴチャしすぎて何してるかよく分からなくなってしまうんですよね。
時折「イージードゥダーンス♪」って頭に流れくるせいもありますが。

展開的にもかなりマンネリしたように思います。
それでも面白いんですけどね。

1作目から4作目まで全てオススメ度が70%をこえてたシリーズですが、今作ではガクンと下がります・・・。
いや、それでも面白いんですよ。
なんか、こう、慣れてしまったというか・・・。

1番ひっかかるのは、オプティマス・プライムの迷走っぷりです。
悪いおねいさんに洗脳されてしまいます。
その後あんまり出番なく、やっと最後の方で洗脳オプティマスが出てくるんですが、意外とあっさり洗脳がとけて、「俺は何をやってたんだ」「さぁ、地球を救うぞ」ってことになります。

お前は自由だな!!って言いたくて仕方ない。

迷走オプティマスの活躍もあって地球は平和に・・・。

「トランスフォーマー」自体も迷走してきたように思えます。
次回でファイナルにして、もう1度盛り上がれたら充分じゃないですかね。

オススメ度 50%