2017年のアメリカ映画「エイリアン:コヴェナント」です。
監督はリドリー・スコット。
出演はマイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストンなどなど。

今作は2012年の「プロメテウス」の続編になります。
つまりは、「エイリアン」シリーズというわけです。

前作「プロメテウス」ではとある惑星に行った人間が色々あってよからぬ「なにか」に遭遇してしまうというお話でした。
それが後々の「エイリアン」ってことになるよっていうのが前作でして、今作はその後であり、「エイリアン」の1作目に繋がるお話です。
前作は「人類の起源」、今作は「エイリアンの起源」についての映画って感じです。

前作の「プロメテウス」号が悲惨なことになって10年、「コヴェナント号」は人類が新しく住める場所を探して宇宙を旅しています。
が、事故にあい船長が死亡、コールドスリープ中だった乗組員は全員おきて「えらいこっちゃ、どうするべ」って感じになります。
ここから目的地まではまだ何年もかかります。

すると偶然近くに「あ、ここ人間住めんじゃね?」って星を発見。
そんな都合よくあるわけないんですが、そこから人間の歌声が聞こえてくるので「あぁ、ここ誰か先にいるっぽいよ」ってことでその星へ。。。

しかしその星は皆さんご存知のアイツがいる超危険な星なのでした・・・。

というわけで、あとはもうエイリアン達に襲われまくるという感じです。

前作で人類の起源の星を脱出した宇宙船がこの星に到着していますが前作の主人公だったエリザベスは死んでしまっていて、一緒に生き残ったアンドロイドのデヴィッドだけが生き残っています。
デヴィッドは今作の主人公ダニエルズとアンドロイドのウォルターと会います。
このデヴィッドとウォルターは同じマイケル・ファスベンダーが演じています。
アンドロイドはみんなこの顔ってことですかね。
わざわざおっさんの顔で大量生産しなくてもって思いました。

中々の血しぶきブシャーの映像ばかりですよ。
ネチョネチョグチョグチョした生理的にキモいやつがいっぱい出てきます。
小さいエイリアンはなんかかわいさもあるんですが、やはり大きいやつはキモいですね。

さて、今作はやはり「エイリアン誕生」が重要なキーワードになってまして、40年前の1作目で現れたアイツが何であんな形してて何であんな狂暴なのかの理由が明かされます。
ストーリー的にもこれで1作目の「エイリアン」に繋がる感じみたいです。
自分はエイリアン全作品観てるんですが、どれも記憶が曖昧すぎて今作の「なるほど」ポイントに気付かずじまいでした。

しっかりとしたファンなら40年前の1作目から見直してからこの映画を観るんでしょうかね。
更には、この映画のあとに1作目にまた戻って永遠ループでしょうか。

ファンの人達はこの映画どれくらい満足いったんでしょうかね。

映像的には迫力のアクションシーンがあって面白かったんですが、やはり結構グロいところもあったりするので好き嫌い分かれると思います。

ちなみに最初の方でいきなり死ぬ船長は実はジェームズ・フランコです。
本編ではカットされてますが、本当は多少出番があったみたいです。
未公開シーンでは地球でのシーンや宇宙船でコールドスリープに入る前のシーンなど色々撮ってありました。
フルカットされたジェームズは納得したんでしょうか。

あとは、前作の主人公であるノオミ・ラパスも写真とかでチラチラ映ります。

さて、今年もアカデミー賞の授賞式が終わりました。
何といっても今回は作品賞だと思います。
SF映画の「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品賞を受賞したんです。
「スター・ウォーズ」みたいなゴリゴリのSF映画ではないですし、内容は恋愛ドラマみたいな感じなのでSF映画って感じじゃないかもですが、充分快挙だと思います。
1週間前くらいから日本でも公開されてますが、自分はまだ行ってません。
でも、是非とも行かないとって感じです。

そしてその作品賞の授賞式では昨年スタッフのミスで間違った発表をさせられたあの2人がもう1度登場し1年越しの汚名返上をするという場面もあり良かったです。

オススメ度 54%