2016年の日本映画「超高速! 参勤交代リターンズ」です。
2014年の「超高速!参勤交代」の続編となります。

前作の感想でも書いたんですが、やっぱりこのタイトルはズルイですね。
ズルイくらいインパクトある。
続編を「2」とせず「リターンズ」としたあたりもアッパレ。
アッパレすぎるくらいズルイタイトル「超高速! 参勤交代リターンズ」。

監督は前作同様、本木克英。
出演も、佐々木蔵之介、深田恭子、知念侑李、柄本時生、六角精児、西村雅彦、陣内孝則と同じです。

まず、この映画の肝である「参勤交代」について少し説明を。
と思ったけど、前作の感想を参照してください。
https://ameblo.jp/ken5blog/entry-12070537853.html

というわけで、そういうわけです。

徳川さんが「金もたせるとあいつら攻めてくっからよー、銭とって戦争出来ないようにすんべや」っていう策なわけです。
ただ単に金とるんじゃなくて、「顔見せにこいやぁ」ってとこが凄いとこ。
要するに旅の途中で色んなとこで金を使いながら参勤交代してくるんで、経済が回るって仕組みなんですね。
徳川さん、賢い、ズルイ。

前作ではその参勤交代をするとある田舎の殿様の物語でした。
簡単に説明すると湯長谷藩というとこの内藤という殿様が参勤交代するってわけです。
でも「5日でこい」とか無茶言われて、知恵をしぼって大騒ぎしながら本当に5日で参勤交代しちゃうっていう映画です。

今回はその続きから。。。

無事参勤交代も終え、「んじゃ帰っぺやー」ってことになるんですが。
前回で悪だくみして大失敗したノブトキが湯長谷藩に恨みをもって、湯長谷藩で一揆をおこすんです。
もちろん湯長谷藩の人達がおこしたんじゃなくて、ノブトキに雇われた連中による「偽一揆」。

でも一揆がおきたら全部殿様のせい、家とか全部没収!っていう厳しいルールがあるために湯長谷藩は絶体絶命の危機。

というわけで。

「もっかい走るぞー!帰り道も超高速じゃ!!」

というお話。

始まりはとても面白いです。
そっからまたヘンテコなアイデア満載で超高速に走りぬける参勤交代の開始です。

でも、意外と早くに着いちゃうんです。
ここからは、参勤交代関係なくなって、ノブトキと戦をするって話になります。
こっからは「普通の時代劇」です。
ちょっとガッカリ。。。

というわけで、前作みたいなズッコケ仲間達が繰り広げるオバカ参勤交代コントは少な目なのです。
そこ見たいのにーって感じでした。

もし更に続編あるんなら、政治の話はいいから、最初から最後まで超高速参勤交代しようぜ。

オススメ度 48%