2015年のフランス映画「青い欲動」です。
原題は「Bang Gang」、映画の中で使われる隠語でして「エッチする奴等」って意味みたいです。

女子高生のジョルジュは友達と一緒に同じ高校の男子の家に遊びに行きます。
その男子の家は親が留守で現在広い家を使い放題。

アメリカとかでよくやりますよね。
親のいない時にパーティってやつです。
日本だったら考えられないですよね。
知らない奴も含めて家にあがりこんで勝手にビールとか飲みまくって散らかして帰っていくという。
自分の家だったら絶対嫌なんですが、これをやった家の子は株があがるんです。
「あいつんちでやったパーティ最高だったぜ」ってのが学校で広まるとそいつは人気者なんです。
よく分からない価値観なんですが、アメリカではそんな感じです。

それがフランスでも同じなのかは分かりませんが、たぶんそんなノリなんでしょう。
親が留守の男子の家に友達が集まってきてお酒飲んだりして遊びます。
でも男子達の目的はお酒じゃない。
女子にお酒飲ませてカワイイ子を部屋に連れていってエッチしちゃうのが目的なんです。
女子もそんなの了解済みでして、酔ったふりしてカッコイイ男子と初体験みたいな。
さすがフランスざます。

さてさて、ここまではよくあるやつです。
そういうもんなんでしょう。
自分はそういう高校生活じゃなかったのでこういうシチュエーションはSFくらいビックリなんですが、世界的にみればこういうもんなんでしょう。

この映画はここから危ないんです。

ジョルジュは自分の好きな男の子とエッチするんですが、その男の子はすぐ他の女の子とエッチしてジョルジュを無視するんです。
ジョルジュはヤケになって、「乱交パーティ」を発案するんです。
ジョルジュが違う女の子を上の階に連れていってエッチしてる間に、下の階で乱交を始めるんです。
ジョルジュは次々と男の子とエッチしまくります。
それにならって他の男子も女子も乱れに乱れていきます。

どこの変態中年の集まりだって感じですが、荒れに荒れて乱交しまくる高校生たち。

更にこの高校生たちは危ないことをします。
それはその乱交をスマホで動画撮影してネットにあげていくんです。
もちろんネットにあげた動画はパスワードをかけてますから仲間同士じゃないと見れないんですが、そのサイトの名前が「Bang Gang」なんです。

仲間同士でエッチしまくり、それを撮影しネットにあげ、仲間同士でそのエッチの映像を共有するという、メチャクチャな行為です。

で、たぶんそうなるだろうなぁと思いましたが、1人がYouTubeにアップしちゃうんです。
YouTubeはパスワード無しで世界中の人が観れますから、あっという間に学校中に広まり大変。
ジョルジュは体調を崩し病院へ。
すると梅毒と診断され、あわててあの乱交パーティに参加してた子達全員が検査されることに。
かなり色んな病気が蔓延してしまっていて、妊娠してしまった女の子もいました。
取り返しのつかない状態で、仲間達は転校したりしてバラバラに・・・。

というお話。
若気の至りというか、「若気の極み」って感じでしょうか。
めちゃくちゃにも程があるって映画でした。
この話、アメリカで実際に似たようなことが起きたそうです。

もう、どうなってるんだ、世界は!!

おっさんの子供の頃はファミコンとミニ四駆しかやってこなかったぞ!!

ウォー。

オススメ度 50%