
2017年のアメリカ映画「アンダーワールド ブラッド・ウォーズ」です。
2003年に第1作目が公開されて、今作で5作目となります。
主役のセリーン役は1作目から変わらずケイト・ベッキンセイルが演じてます。
このセリーンの声を日本語吹き替えでは田中敦子さんがやってるんですがピッタリだなぁと思います。
でも自分は字幕で観ました。
ケイトは1作目の時は同じく「アンダーワールド」に出演してた俳優と付き合ってましたが、別れてすぐ1作目の監督であるレン・ワイズマンと結婚してます。
同じ職場で略奪愛をしたんですね、映画よりも撮影現場の方が愛憎まみれてたかもです。
が、2016年、去年ですね、ケイトとレン監督は離婚したみたいです。
となるとこのシリーズどうなるの?って感じですが、レン・ワイズマンも「原案」として名前を残してる程度であまり最近の「アンダーワールド」には関係してないっぽいです。
さて、「バイオハザード」みたいに長めに続いてるこのシリーズなんですが、超絶簡単に今までを振り返りますと。
ヴァンパイアであるセリーンとライカン(狼男)が色々もめて、それぞれの種族が戦うという話。
前作でとうとう人間が「ヴァンパイア」とか「ライカン」とか存在してるってことを知って、人間がこの2つの種族を狩り始めまして、急激に数が減少。
1対1なら強いんだけど、さすがに人間の数は多すぎ、兵器も凄すぎってことで、どんどん2つの種族は消え去っていきます。
そんな中、セリーンは子供を産むんですが、これが「ヴァンパイア」と「ライカン」両方の血を受け継ぐことになるとかなんとか。
セリーンの恋の相手はマイケルという人間です、色々わけありの。
混血種が産まれてしまったんです。
その子の名は「イヴ」。
この子を巡ってまた大変なことになる・・・。
というのが前作までのあらすじだったと思います。
うろ覚えなので正確かどうか分かりません。
なんせ3年に1回くらい公開されてきた映画シリーズの5作目ですからね。
そんなハマって注目してるわけでもないので覚えてません。
しかも今作は前作から5年ぶりくらいの新作ですからね、もうよく覚えてません。
覚えてない、そりゃもう仕方ないってことでオープングは今までのダイジェストから始まります。
が、このダイジェストが分かりづらいんで全く意味をなしてません。
結局どういう話だったっけ?ってのは自分でググってもらうしかないわけでして。
この映画を観るために過去の4作品全部観なおしてから観るほどの映画じゃないわけで。
なのでもういさぎよく「ヴァンパイアvs狼男の戦いなのだ」と。
それだけ知っておこうと。
そういう気持ちですよ。
セリーンが今回も七転八倒で戦うんですが、セリーンほぼ無敵です。
強いっていうか「死なない」んですね。
銃でバッコバコに撃たれても大丈夫です。
ヴァンパイアの唯一の弱点「太陽の光」も浴びまくってOK。
ヴァンパイアの弱点は「太陽の光」なんですが、この映画の弱点は「画面の明るさ」ではないでしょうか。
過去の作品もそうなんですが、このシリーズ「画面が暗い」んですよね。
そりゃヴァンパイアが主人公ですから夜のシーンばかりではあるんですが、それにしても暗い。
今作は今までで1番暗く感じました。
何故なら暗さだけじゃなくて「色」が薄いから。
口紅や血などの「赤」は強調されてますが、それ以外は全て色をおさえた画質になってます。
肌も「灰色」に見えるような調整になっているため、色が感じられず退屈。
自分は白黒映画否定派ですからね。
あと、基本的にヴァンパイアは「黒い服」、オオカミ男は「灰色っぽい」ということでよりモノトーンになってます。
この映画を観終わったら「次はカラフルな映画が観たい」と思うはず。
さて、映画のラストで恋するマイケルが死んでたことが判明。
んでセリーンの娘イヴが少し登場して映画は終わりです。
続ける気まんまんみたいですが、今作あまりヒットしなかったみたいなので次回作は無いかもです。
あったとしても次が「完結編」となるでしょうね。
オススメ度 35%