
2016年のアメリカ映画「メカニック:ワールドミッション」です。
原題は「Mechanic: Resurrection」でして「Resurrection」の意味は「復活」です。
何で復活かというと、この映画は2011年に公開された「メカニック」の5年ぶりの続編になるからです。
邦題の「ワールドミッション」は「ワイルド・スピード SKY MISSION」の名前をあやかったんでしょうかね。
「ワイルド・スピード」は大ヒットしましたからね、それっぽいイメージにしたかったのかも。
でも、「SKY MISSION」自体が邦題ですけどね。
主演はジェイソン・ステイサムです。
ヒロインとしてジェシカ・アルバ、ゲストにトミー・リー・ジョーンズが出演しています。
自分的には前作よりは面白かったかなという感想です。
主人公はビショップという名の殺し屋です。
あまりに性格無慈悲に殺すので「まるで機械のようだ」ってことで「メカニック」って呼ばれてます。
でも、その設定はあまり語られず、基本的にみんな「ビショップ」って呼びます。
なのでタイトルの「メカニック」がいまいちピンとこないんですよね・・・。
そんなビショップ、現在は引退中。
でも、凄腕ビショップをほっておくはずがなく依頼がやってきます。
断るんですが、やはりそれでもビショップの腕前は確かってことで相手はビショップをあきらめません。
ビショップがタイに行った時、女性が襲われてるを見てビショップはその女性を助けます。
女性の名前はジーナ、実はこれもビショップに仕事を受けさせるための罠なんです。
そのしつこい男の名前はクレイン。
意地でもビショップに仕事させたいクレインはビショップとジーナが仲良くなった頃にジーナを拉致。
「ジーナを助けたかったら仕事をしろ」とビショップに脅してくるんです。
クレインの依頼は「3人の男を殺せ」というもの。
それもただの暗殺ではなく「事故に見せかけて殺せ」とのこと。
ビショップはクレインの言われるがままに仕事をこなしていきます。
要するに殺すんですけどね。
でも、3人とも極悪人です、なので映画的に「なんてことを・・・」とはなりません。
「こりゃ殺されて当然だ」ってやつですから。
2人片づけたビショップでしたが、問題は3人目。
トミー・リー・ジョーンズ演じるマックスです。
ビショップはこのマックスに全てを話し、仲間に引き入れます。
マックスは3人の中ではまだマシって感じです。
んで、最後はビショップがクレインを殺し、無事ジーナを助け出してハッピーエンド。
なんですけども、結構ストーリーが、というか展開が荒れまくってました。
見所は「ジェイソン・ステイサムのカッコイイアクション」なんでしょうけど、そのためににしては展開が荒れてる。
刑務所の中の男を殺すために、主人公は道具を用意して警察にわざと捕まり、刑務所の中に入れられて、その男に近づき、気に入られて、2人っきりになるチャンスまで作ってから殺害するんです。
事前に物凄い計画練ってるんですね、よくそううまくいったなって感じですが。
問題はそこから、ここまで緻密にやっといて、殺しが終わったら刑務所を脱獄するんです。
壁を爆弾で破壊して。。。
最後はそんな雑なんかい!って思いました。
オススメ度 41%