
2016年のアメリカ・イギリス映画「イーグル・ジャンプ」です。
日本では劇場未公開です。
原題は「Eddie the Eagle」でして、これは主人公のニックネームです。
タロン・エガートン、ヒュー・ジャックマンなどが出演しています。
主人公はエディ・エドワーズというイギリス人です。
エディの夢は「オリンピックに出ること」。
色んな競技に挑戦しましたが、うまくいかず、辿りついたのは「スキージャンプ」という競技。
スキージャンプ。
日本ではたくさん有名な選手がいて、最近では高梨沙羅選手が話題ですね。
高いとこからスキーはいてジャンプして着地した距離を競う競技です。
実はイギリスでこの競技も超絶マイナー。
1988年のカルガリーオリンピックにエディは出たいと考えるのですが、これがめちゃ簡単なんです。
普通はめちゃムズイはずのオリンピック出場なんですが、なんせイギリスでスキージャンプしてる人いないんです。
飛べたら良いってくらいなんです。
なんだ簡単じゃないかって思いますが、あのスキージャンプ、出来ることならやりたくないですからね。
それに何の支援もありませんから、自腹で練習して自腹で大会に出ないといけないわけです。
しかもイギリスでは全く興味をもたれてない競技ですから、なに1つ得はないんです。
でも、エディにとってそれは関係なく、「オリンピックに出ること」が目標なんです。
エディは30メートルくらい飛んでイギリスのオリンピック代表になります。
ちなみに高梨沙羅選手は100メートルくらい飛ぶんですかね。
30メートルといったら優勝争いどころか、他の選手の失敗ジャンプより下なんです。
イギリスのオリンピック選考委員はこんなエディみたいな素人がオリンピックに出ることは恥だと思い、急に「60メートル飛べないとオリンピック出さない」って言いだします。
エディはピアリーというコーチと一緒に猛特訓するのです。
結果、60メートル跳べなかったんですが、なんだかんだで「練習で飛んだ」ってことで出場可能に。
この当時、結構適当にオリンピックに出れたんですね。
ちなみにこのことがきっかけで「素人が簡単に出場出来ないように」ルール改正されたそうです。
なので今後エディみたいに情熱だけで出れちゃうってことは無いんでしょう。
ジャマイカの選手がボブスレーに挑戦する「クール・ランニング」みたいな映画です。
オススメ度 42%