
2016年の日本映画「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」です。
出演は野村萬斎、宮迫博之、安田章大、杉咲花、木村文乃などです。
仙石と丸山というデコボココンビが事件を解決するというバディムービーです。
丸山はごく平凡な一般人なんですが、仙石の方は特殊能力をもってます。
それは、人の残留思念を読み取る力。
その力を「スキャニング」と呼ぶらしいです。
仙石と丸山は元々芸人でして、中途半端に能力を使ってネタをしてました。
が、あまりに胡散臭いために鳴かず飛ばず。
ちょっとだけテレビに出たこともありましたが、やっぱり胡散臭いのですぐ消えてしまいました。
そんな2人のもとに1人の少女がやってきて「あたしのピアノの先生を探してほしい」と言ってくるのです。
この先生を探していくと、次第にこの事件の闇が明らかになっていく・・・。
というものでして、正直ストーリーはあってないようなものです。
序盤なんかひどくて「これはVシネなのか?」ってぐらいチープな演出が続きます。
中盤からは火曜サスペンスのモノマネくらいなノリになって。
最後はやっぱり「Vシネかこれ」って感じで終わりです。
ここ最近観た中で1番退屈な映画でした。
この映画より面白くない映画はあるけど、この映画ほど「退屈」な映画も中々ないと思いますよ。
トリックとかもめちゃくちゃでサスペンスとしても未熟です。
とにかくひたすら「Vシネ」みたいなノリを見せられるだけです。
それも90年代くらいのVシネです。
「ミナミの帝王」くらいのノリです。
この映画をひとことでいうと。
野村萬斎の無駄遣い。
これに尽きます。
何でこの映画に野村萬斎が出ようと思ったのか、そこがこの映画最大のミステリーなのかもしれません。
大事なことなのでもう1回言います。
野村萬斎の無駄遣い。
オススメ度 23%