2015年のアメリカ映画「ダーク・プレイス」です。
日本では2016年に公開されてます。
出演はシャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、クロエ・グレース・モレッツなどなど。

1985年、アメリカのカンザス州の田舎にあるデイ家で一家惨殺事件がおきます。
母と娘2人が死体で発見。
逮捕されたのは殺された2人の女の子の兄ベン。
そして、この事件には生き残りがいて、それが主人公のリビーです。

リビーは家族を殺され、逮捕されたのが実の兄という不幸の少女として世間の同情をあびます。
リビーには多額の募金が送られ、その金で何不自由なく暮らしていきます。

事件から28年後、リビーは30代の女性になってます。
この年になるまで働かず募金だけで生活してきましたが、その金もとうとう底をつきてしまいます。
世間の人の関心は最初だけ、じょじょに募金が減っていき、生活出来なくなってしまったのです。

そこに1人の男性が近づいてきます。
その男はライルという名前で、何やら怪しい集会の主。
ライルはそこに参加してくれたら5万円くらいあげるよとリビーに言ってくるのです。
とにかく金が欲しいリビーはお金を貰い集会へ。

しかし、その集会は今まで起きた事件を面白おかしく調べるというとても迷惑な集まりでした。
リビーは腹をたてるんですが、ライルに「28年前の君の事件のことをもっと調べてほしい」と頼まれます。
更に金が貰えるってことでリビーは自分が28年前に体験したあの悪夢の事件の真相を調べていくのでした・・・。

というサスペンスものです。
事件の真相もなにも兄のベンが逮捕されてるのでベンが家族を殺したってことになってますが、実はこれが間違いであるとライルは言うのです。
金のために嫌々調べていくリビーでしたが、次々と新事実が明らかになっていき、最後はついにこの事件の真相を知ることが出来るのです。。。

シャーリーズ・セロンとニコラス・ホルトが出てるんですが、これは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を思い出しますね。
撮影時期もほぼ同じくらいだったんじゃないでしょうか。
たまたまかぶったキャスティングだったのかな?

クロエちゃんも出てまして、10代の半ばでグンと大人になったクロエちゃんも現在20歳です。
この映画の撮影時は17歳くらいだったのかな。
20歳になったクロエちゃんが今後どういう役をやるのか楽しみですね。

さて、事件の真相なんですが、段々めちゃくちゃな設定になってることが分かります。
真相があまりに「そんなことある?」というか「そうなる?」っていうことが多いのです。
それでもゴリゴリに進んでいくストーリーがとても楽しめました。

オチを言ってしまうと、母親が「自殺請負人」というただの殺人鬼に自分を殺すように依頼してしまい当日殺人鬼が家に来て家族を惨殺。
その場ではもう1つ別に殺人が起きていて、色々ややこしいことなっていて、兄のベンは全部自分がやったことにして事件の真相を隠蔽したのです。
ベンの彼女を守るため・・・。

色んなとこでボタンの掛け違いが発生して、もはや何をどうやって着たらそんな着方になったのという感じでした。

それにしても、アメリカの田舎町にいる親父は何でみんなこうもクズ野郎ばっかりなんだろう・・・。

オススメ度 52%