
2015年の韓国映画「造られた殺人」です。
英題は「The Exclusive: Beat The Devil's Tattoo」です。
7人が次々殺されるという連続殺人事件が発生。
テレビ局の記者ムヒョクは局をクビになり、妻のお腹に赤ちゃんがいる状態で別居中。
ムヒョクは連続殺人事件を独自に追うのですが、偶然にも犯人への情報を掴みます。
ムヒョクは「こいつが犯人だ」ってとこまで突き止めます。
で、ムヒョクはその情報を持って前いたテレビ局へ。
あまりに凄い記事のため解雇は無かったことになり、元通りテレビ局の記者へ。
そして、ムヒョクは自分の掴んだ情報を流し、視聴率は伸びに伸びます。
ムヒョクはあっという間に出世します。
順風満帆、あとは別居中の妻とヨリを戻すだけ・・・。
だったんですが、ここで一大事が発覚。
ムヒョクの手に入れた情報は全て間違い。
犯人だと思ってた人物は単なる舞台役者。
大間違い、どうしようもない。
のに、テレビ局はムヒョクを持ち上げて次々ニュースを流していく・・・。
「俺、どうすんの、これ・・・」
ていう映画です。
最初は7人も殺した犯人を追う記者という定番の物語かと思ってましたが、中盤すぎるくらいまではほぼ「コメディ」。
犯人がどうとかよりも、ムヒョクが「あちゃー、俺間違ってました」って言いづらいぜ・・・っていう状態がメインです。
しかし、後半戦になると事件の真相に偶然にも近づいてしまうムヒョク。
結局本当に真犯人に辿りつくんです。
が、物語は更にややこしいことになっていって。
ラストでは結局この事件は解決したのかしなかったのか・・っていう微妙な終わりになります。
真犯人は死んだのでまぁこれ以上事件は起きないんでしょうけど、警察やマスコミが思ってる事件の真相と、本当の事件の真相は別ということになっています。
一転二転するストーリー展開にビックリするサスペンス映画でした。
そうなんです、この映画、コメディじゃなくて、結局サスペンスなんですね・・・。
・・・で、ムヒョクの妻のお腹の子、父親誰だったのやら・・・。
オススメ度 46%