
2016年の日本映画「ONE PIECE FILM GOLD」です。
説明不要の大人気メジャー漫画「ONE PIECE」の劇場版です。
作者が誰とか、漫画は何巻まで出ててとか、どういうストーリーだとかは説明不要の誰もがしってるONE PIECEです。
とにかく「海賊王になる!」ってことです。
さて、今回は「ONE PIECE FILM Z」以来3年半ぶりとなる劇場版です。
今回の映画館での特典は「777巻」です。
ちなみに「ストロングワールド」では「0巻」。
「FILM Z」では「千巻」がもらえました。
何百万人といるONE PIECEの単行本を集めてる人達にとっては欲しいアイテムでしょうね。
自分は人から貰った0巻しか持ってません。
ちなみにのちなみになんですが、これらはBOOKOFFで100~200円くらいで買えます。
そりゃそうですね、映画館でしか手に入らないとはいえ、どの作品も何百万人と観に行ったわけですから。
さてさて、今回ルフィ達がやってきたのは「グラン・テゾーロ」という巨大なカジノの船です。
船ということを忘れてしまうくらい巨大な敷地面積。
もはや「島」です。
ここでは「カジノ」が全て、みんな博打に明け暮れてるわけです。
賭けに負けたら奴隷となり、勝てば億万長者というわけです。
簡単にいうと「カイジ」みたいな世界観なわけです。
ここにルフィ達がやってきて、カジノやって、最後はボスと戦うというわけです。
ちょっと映画としてはねぇ・・・って感じです。
そもそもONE PIECE自体が壮大な冒険漫画なわけですから、2時間程度のショートストーリーじゃあまり盛り上がれません。
あくまでも原作が大好きな人にむけての作品ですね。
ストーリーの展開はどこか「ルパン」を彷彿とさせるものが多いです。
盗みだそうとかする展開はまさしく「ルパン」。
んで不二子ちゃんみたいな女怪盗も出てきます。
「カイジ+ルパン=ワンピースフィルムゴールド」ってわけですね。
自分には少し、というか、かなり子供向けすぎた映画でした。
せっかく映画なんだからハリウッドのアメコミ映画みたいに「お祭り」にしちゃえばいいのにって思ってしまいました。
完全に「パラレルワールド」ってことで、今まで出てきた悪役達が勢ぞろいしたり、まだ原作ではそこまで出番が多くない謎の多いキャラ達を総出演させてみたり、ルフィ自体がほぼ出てこなかったり。
ファンが「え?え?どういうこと?」って戸惑うくらいがちょうどいいような気もします。
でも真面目な集英社にはそんなこと出来ないでしょうね。
というわけで、映画館に行くと貰える「777巻」目当てならばファンは行くべきでしょうけど、そうじゃないのならあまり観る必要はないかなと思いました。
オススメ度 31%