
2014年のカナダ・アメリカ映画「ポーカーナイト 監禁脱出」です。
原題は「Porker Night」だけです。
出演はボー・マーショフ、ロン・パールマン、ジャンカルロ・エスポジートなどなどです。
最後まで観ないとなんのこっちゃ?っていう映画です。
簡単に説明すると。
主人公はスタンという青年、最近刑事になったばかりです。
で、スタンは先輩達の集まる「ポーカーナイト」とやらに招待されます。
刑事数名で集まってみんなでポーカーするっていう集まりなんですが。
スタンはこのポーカーナイトの帰り道に緊急無線が入り現場へ・・・。
行ってみるとエイミーという少女が。
助けようとすると体に電流が・・・。
スタンはスタンガンで気絶させられたのです。
で、3日間も気を失ってたそうでして、気付いたら知らない部屋に閉じ込められてます。
エイミーも同じく違う部屋に監禁されてます。
というわけで、ここからスタンがこの部屋を脱出しエイミーも救出しようとする展開になるわけですが・・・。
ここから過去の映像などが次々差し込まれていって、段々と状況が分かっていきます。
まず、スタンはエイミーと付き合っています。
エイミーはまだ未成年でして、ロリコンに厳しいアメリカでこのことがバレたらスタンは警察をクビになるどころか刑務所行きです。
エイミーが行方不明になって疑われ始めるのはスタン。
スタンは謎の犯人に捕らわれの身。
謎の犯人はDVDジャケットのヤツです。
さぁ、どうする、スタン。
なんですが、ここであの「ポーカーナイト」が生きてくるんです。
ポーカーナイトではただポーカーして遊んでるようで、実はもう1つの意味があったのです。
それは熟練の刑事達が自分の解決した事件の話などを新人に聞かせ「教訓」としてもらうこと。
スタンは知らないうちにおっさん刑事達の知恵を授かってたのです。
というわけで、おっさんの知恵を使いなんとか脱出を試みる。
そのたびにおっさんの話のシーンに戻る、という展開です。
ラストは無事犯人を倒しエイミーを救出し、スタンは脱出・・・したんですが。
スタンは犯人として逮捕され、真犯人は消えてしまっています。
しばらくして意識不明だったエイミーの意識が戻ったことでスタンが犯人じゃないことが証明されます。
釈放されたスタンは「今度こそ犯人を捕まえよう」と奮闘。
そして、エピローグでとうとう犯人を追い詰め、射殺・・・。
でしたが、それは偽物の男でした・・・。
真犯人は今も逃げ続けている・・・。
という後味悪い終わり方です。
あそこまでやったら最後犯人を捕まえてくれないと・・・。
ずーっと失敗を見せられ続け、最後も失敗して終わるという。
結局「ポーカーナイト」でのおっさん達の知恵は役にたたなかったっていうオチでした。
良い方に考えれば、その後スタンにも後輩が出来て、その後輩を「ポーカーナイト」に呼び、この事件の話をして「知恵」として役立ててもらう・・・ってことくらいですかね。
B級サスペンスなんですが中々面白かったです。
オチが気に入らなかっただけで。
オススメ度 42%