
2016年のアメリカ映画「砂上の法廷」です。
原題は「The Whole Truth」、「全体の真実」みたいな感じです。
出演はキアヌ・リーヴス、レニー・ゼルウィガーなどなどです。
高校生の息子が父親を殺害するという事件がおき、キアヌ演じる弁護士のラムゼイはその息子の弁護士として法廷にたつことに。
といういきなりな展開から始まります。
いったい何があったのか・・・ってのが法廷の中で少しずつ明らかになっていくって感じです。
逮捕されたのは17歳のマイク。
マイクは父親であるブーンを刃物で殺害し逮捕されてます。
マイクは有罪か無罪かというのを法廷で争ううわけです。
このマイクの母でありブーンの妻のロレッタをレニー・ゼルウィガーが演じています。
正直しばらくロレッタがレニーだと気付きませんでした。
レニーは「ブリジット・ジョーンズ」のイメージが強いんですが、顔がだいぶ変わったような気がします。
あのツヤッツヤのほっぺたとハリの良いお肌なイメージだったレニーですが、あれから12年、結構顔が変わりましたね。
この映画に出てるって言われないと気付かなかった人も多いかもしれません。
話がそれましたが、そのロレッタがブーンに暴力をふるわれてたという事実が出てきます。
ブーンは性格的にオラオラ系だったみたいで、しかも凄腕弁護士、権力までもってるので周りに偉そうにしてばっかだったんです。
ロレッタは夜な夜な悲鳴をあげるほどブーンにひどいことをされてたそうです。
ということは、妻であるロレッタが夫ブーンを殺害し、その場を見た息子マイクが母親の変わりに「自分が殺した」といった可能性が出てくるわけです。
なんとなーくそんな匂いがする展開が続くんですが、本当にそのまま終わるのかってとこでラスト、大どんでん返しがおきます。
マイクの色々な証言によってマイクがブーンを殺害したことは「無罪」と確定。
これで終わりと思ったら、マイクがラムゼイに「殺したのはあんただな」と言うんです。
そこで事実が明らかに。
ブーンにかわいがってもらってたラムゼイでしたが、実はロレッタと不倫してたんです。
で、色々あってラムゼイがブーンを殺害、ラムゼイが逃げたあとロレッタがあわててるところにマイクがやってきて「ボクがやったことにする」ってことになったんです。
マイク的には母親を救うためにやったんですが、最初から犯人はラムゼイだと知ってたってわけです。
なんか主人公ぽくないいまいちな活躍ぷりだなぁと思ってたキアヌでしたが、犯人役だったんですね。
それよりも、レニーの扱いもだいぶ低かったんですが。
2流サスペンスでしたが、短めなんでサクッと観れました。
オススメ度「37%」