
2015年のフランス映画「避暑地で魔が差して」です。
原題は「Un moment d'egarement」、意味は「戸惑いのひととき」です。
ヴァンサン・カッセルとフランソワ・クリュゼが出演しています。
ロランとアントワーヌのおっさん2人はそれぞれの娘2人を連れてバカンスへ。
ロランの娘はマリ、アントワーヌの娘はルーナです。
ロランは妻と離婚してまして、アントワーヌは妻と別居中です。
4人がやってきたのはコルシカ島という場所でして、海が綺麗な素敵なところです。
邦題は「避暑地で魔がが差して」ってなってますが、避暑地ってこんな暑い場所を言うんでしたっけ。
その名のとおり涼しいところかと思ってましたが。
そんなことはおいといて、気になるのはやっぱり「魔が差して」のところですね。
そうなっちゃうってことですね。
アントワーヌの娘ルーナはどうやら年上好きのようです。
ルーナは17歳なので年上好きといっても20~25とかそんなもんでしょって感じですが、そうじゃありません。
「おっさん好き」なんですね。
ルーナはロランのことが気になりだし、勢いで全裸になって海にダイブ。
45歳のおっさんであり、親友マリの父親であるロランを誘惑するんです。
ロランも最初は「こらこら、やめなさい」って感じなんですが、17歳のピチピチの裸におさえがきかず・・・。
魔が差した!!!!!!
ってわけです。
ロランは「親友のアントワーヌの娘に手を出した」って落ち込みます。
ルーナは完璧にロランに惚れちゃって恋人気分。
4人はバカンスの間一緒の家で暮らしてますから、アントワーヌとマリにバレないか冷や冷やです。
ルーナは全く隠そうとする素振りがなく、ガンガンに攻めてきます。
マリは女の勘で・・・というか、親父のパンツをルーナが履いてるの見て感づいちゃいます。
んで、ルーナとマリの仲が悪くなり。
マリはロランに「最低!」って激怒。
しかし問題はここから。
「うちの娘とエッチして捨てた男がいる!」ってアントワーヌが激怒し始めるんです。
「探し出して殺してやる!!」って大激怒。
更には「どうやら俺と同じくらいの年齢のおっさんらしい!!!」って知るんです。
その間もルーナのセクシー攻撃は続くし、娘マリの冷たい視線は続く。
ロランは地獄の真っ只中。
というコメディ映画です。
17歳の少女とおっさんが・・・っていうとやはり狩野英孝を思い出しちゃいますね。
狩野英孝がこの映画観たら1ミリも笑えないでしょうね。
まぁこの映画のロランの方がまだ同情出来るんですけどね。
ラストはアントワーヌに全てバレて修羅場で、コメディ映画とは思えない重い空気のまま終了します。
オススメ度「42%」