
2014年のアメリカ映画「追撃者」です。
原題「Beyond the Reach」です。
出演はマイケル・ダグラス、ジェレミー・アーヴァインなどなど。
ていうか、ほぼこの2人がメインの映画です。
マイケル・ダグラスが演じるのはマデックという金持ち。
「アメリカに1台しかないんだぜ」と自慢のベンツのジープに乗って登場。
舞台はモハーヴェという砂漠地帯。
ここには色んな動物が住んでいて、マデックは狩りをしに来たわけです。
マデックはガイドのベンを雇い砂漠へ。
金持ちのいけすかない男マデックなんですが、金払いがいいのでベンは「まぁ1日我慢しよう」という感じでガイド開始。
しかしまぁマデックが言うことをきかない。
いきなり試し打ちしてみたり、「薬きょうを拾ってくれ」とベンが言うと「それはお前の仕事だ」とか言ってきます。
まぁ腹立つ!この金持ち!って感じなんですが、ベンは1日のガイドで10万円くらい貰えるので「我慢我慢」って感じです。
しかし言うこときかないマデックはまたしても発砲。
何か動物を撃ったみたいです。
マデックが撃った獲物のとこへ行ってみると、それは人間でした。
マデックは過って人を射殺してしまったのでした。
ベンはあわてて戻ろうとするのですが、マデックが「おい待て、金をやるから黙っててくれ」と言い出します。
大金渡されベンはしぶしぶ男の死体を埋めます。
しかし、ベンはやはり間違ってると通報しようとします。
それを発見したマデックは「俺を裏切ったな」と言ってベンを裸に。
そして、50度をこえる灼熱の砂漠に放置するのです。
ジリジリと体がやけていき、火傷のようになっていくベンの体。
なんとかすきを見つけてベンは逃げ出します。
マデックはジープに乗り銃を持ってベンを追いかけてきます。
撃たれて死ぬのか、それとも砂漠の暑さで死ぬのか。
というサスペンスです。
ただひたすら90分間、男が男を追うというだけの映画なんですがとても楽しめました。
サバイバルしながらマデックから逃げないといけないベン。
全身大火傷状態で何とか生き延び夜に。
すると次は極寒が待ってるわけです。
これまでは「撃たれる」か「暑さで死ぬか」だったのにここからは「凍え死ぬか」まで加わってきちゃうんですね。
そしてこの映画が面白いのは最後です。
ベンは何とか生き延びてマデックを確保して警察につきだします。
しかし、マデックは警察から逃げ出し。
そこからまたしてもマデックがベンを追ってくる。
ベンvsマデックのラストバトル、という。
砂漠だけでは終わらず、町に戻ってからも追ってくるマデック。
まさに追撃者って感じですね。
自分的にはベンよりもやっぱり「砂漠」が恐いと感じた映画でした。
オススメ度「48%」