
2014年のアメリカ映画「クライム・スピード」です。
原題は「American Heist」意味は「アメリカの強盗」です。
ヘイデン・クリステンセン、エイドリアン・ブロディなどが出演しています。
ジェームズは車の修理工として働く男です。
ジェームズは過去1年ほど刑務所に行ってたことがあります。
現在は真面目にやってるんですが。
そこにフランキーというジェームズの兄貴がやってきます。
フランキーもジェームズと同じく捕まって刑務所に、フランキーは12年も入ってました。
んで出所したばかりでジェームズのとこに来たのですが、どうやらジェームズはフランキーに騙されて犯罪に加担させられ1年ほど刑務所に入ってたそうです。
なのでジェームズはフランキーに敵意を見せるわけですが、フランキーは「まぁまぁ久々だし飲もうよ」って誘ってきます。
ジェームズの人生において2度目のチョイスなわけです。
1度目はもちろん10年以上前にフランキーの誘いを断らなかったことです。
あそこでフランキーの誘いを断っておけば・・・。
といわけで、2度目のチョイス。
さぁ、間違うなよ、ジェームズ・・・。
なんですが、ジェームズはフランキーと酒を飲みに。
んで、店を出たところにフランキーの刑務所仲間が現れ、半ば強引にジェームズは車を運転させられある場所へ。
そこで何とフランキーと仲間達は殺人をおかすんです。
「もうお前も仲間だからな」と言ってくるフランキーの仲間たち。
またしてもジェームズはチョイスを間違ったんですね。
そこからはもう泥沼です。
断れないままに仲間として扱われ、気付いたら「銀行強盗」の計画の一員に・・・。
もう何も良いエンディングは待っていない。
この映画はバッドエンドへひた走る物語なんです。
何でこんなバカ兄貴の言うこと毎度毎度信じるのか。
いい加減気付けばいいのに、刑務所にまで入れられたのに。
それでもまだ兄貴のことを信じてしまう、ジェームズにもかなり問題ありますね。
ラストはバカ兄貴が最後だけはとジェームズを逃がします。
が、銀行強盗の犯人として射殺された兄貴をたどればすぐジェームズも捕まるでしょうね。
映画はジェームズが逃げるところで終わりますが、ここから先はもっと悲しいエンディングが待ってるんでしょうね。
バカはずっとバカだから、勇気をもってバカとの縁をたちましょう、という映画です。
オススメ度「40%」