2014年のイギリス・ドイツ・フランス映画「ターナー、光に愛を求めて」です。
主演はハリポタシリーズでお馴染みティモシー・スポールです。

この映画は18世紀に活躍した画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーという男の物語です。
芸術全く分からないので少しだけ調べてみました。
ターナーは1775年に生まれ、1851年に亡くなるまで色んな作品を残した人だそうです。
自画像があったので見てみたら、中々のイケメンでしたよ。
ティモシー・スポールのようなクセのある顔立ちじゃありませんでした。
が、ターナーじゃない人が書いたターナーの絵は・・・、ティモシー・スポールに似てました・・・。
ターナーめ、自分の顔をイケメンに描いたな。

なんかそういう変わった人なんだなってのがこの映画でも良く分かります。
この映画はターナーの晩年を描いています。
子供の頃どうだったのか、青年の頃どうだったのかは、はしょってます。
最初からターナーはおっさんです。

ターナーは中々裕福な暮らしをしていて、父と兄弟のように笑いながら絵を描く日々。
しかし、父が亡くなり、ターナーは孤独の中絵を描いていきます。
そして、とある旅先で出会った未亡人と良い仲になり、付き合うように・・・。

そして、ターナーは死んでいき、未亡人は3人目の夫を看取る・・・という話でした。

まぁシンプルに面白おかしく見せてくれるんですが、2時間30分はちょっと長かったかなって感じです。
面白かったんですけどね。

終わり方があっさりしてて、ビックリでした。
ターナーが死んで、付き合ってた未亡人が掃除をしている、家では家政婦がターナーの死を悲しんでるという終わりなんですが。
この家政婦の人が可愛そうでしたね。
ターナーはちょいちょいこの家政婦に手を出してたみたいで、ムラムラきたら家政婦とエッチするって日々だったみたいです。
家政婦はターナーのことが好きになるがターナーは自分のことを家政婦としか見てくれない。
それどころか、ターナーは死ぬ時は未亡人の彼女の家で死ぬわけですから。
家政婦はターナーのお見舞いに行くんですが、結局会うのをやめて帰ってしまいます。
最後までターナーはこの家政婦に何1つ愛情をあげなかったんですね。

自分はこういう1800年代のヨーロッパを舞台にした映画なんか大の苦手です。
どうもダメなんですよね。
でもこの映画は楽しんで最後までみれました。
それはひとえに主演のティモシー・スポールの演技があったからでしょう。
絶妙な表情するんですよね。
年老いたウサギみたいな顔してるんですが、愛嬌あっておかしくて。
「うむむう」って唸り声だけで表現するセリフが多くて、とてもビックリしました。
「うむ」「むう」「むむ」「うむむう」って唸り声だけで表現していくという。
ターナーの変人っぷりもうかがえてとても面白かったです。

オススメ度「48%」