2012年のアメリカ映画「ハッピーエンドが書けるまで」です。
日本ではだいぶ遅れて2015年に公開されてます。
原題は「Stuck in Love」、直訳したら「愛に貼り付けられる」でしょうか。
なんか別の意味があるんでしょう。

監督は「きっと、星のせいじゃない。」のジョシュ・ブーン。
「きっと、星のせいじゃない。」がとても良かったので、その前に作ったこの映画を観てみましたよ。
この作品が監督デビュー作になるそうです。
出演はリリー・コリンズ、グレッグ・キニア、ジェニファー・コネリー、ナット・ウルフなどなどです。

とある一家の物語です。
ビルは小説家で中々のヒットを飛ばしたみたいです。
ビルの元妻エリカは家を出ていき新しい男と暮らしています。
ビルとエリカの間には2人の子がいて2人ともビルが面倒みています。
長女サマンサは大学生、長男ラスティは高校生です。
サマンサは高校卒業後は大学の寮に住んでるのかな。

この4人の家族の物語です。
小説家の一家らしく母親のエリカ以外はみんな小説を書いています。
サマンサなんか大学生なのに本の出版が決まったそうです。

とりあえず最初の問題は父親ビルです。
出ていったエリカのことがいまだに忘れられず新しいエリカの家に行って「どんな感じなのか」覗いてます。

次に問題はサマンサでして、両親の離婚を見て愛なんてどうでもいいと感じ体だけの関係を男に求めます。
サマンサは母親エリカを嫌っていて、エリカからの電話などは全て無視しています。

そして最後に問題なのはラスティ。
高校ではいわゆる「イケてないグループ」に属してるんですが、恋しちゃったのは「イケてるグループ」に属してる男の彼女ケイトなんです。

それぞれの問題をみんなで乗り越えていくファミリー映画です。

リリー・コリンズとジェニファー・コネリーが親子の役なんですが、2人の顔がとても似ててたまに間違えそうでした。
ちょっと年の離れた姉妹といっても分からないくらい。
映画の撮影が5年くらい前なので、リリー・コリンズが21歳くらい、ジェニファー・コネリーが40歳くらいだったんでしょう。
ということはエリカはサマンサを何歳で産んだだろう。。。
ジェニファー・コネリーが40歳にすら見えなかったので更に計算がおかしくなってしまいました。
要するに2人とも若い。

ビルがイケてる格好で写真を撮るために着替えるところとか結構笑えました。
「何でそんな服買ったのよ」ってセフレに笑われながら必死で自分のイケてる格好をするってところです。
セフレが「あんた色盲なの?」ってひどい言葉でディスってきて笑えました。

でも何だろう、この映画、妙に切なくなります。
笑ったあとに「はぁ」って溜息出ちゃいそうな。

あ、そうそう、ラスト付近でラスティの携帯にスティーヴン・キングから電話が・・というシーン。
ラスティの書いた本をスティーヴン・キングが読んで「良かったよ」と感想を言うという場面なんですが、喋ってたのは本物のスティーヴン・キングだそうです。

本の話題や、一文がよく出てくるので本に詳しかったらより楽しめると思います。

オススメ度「52%」