
2014年のアメリカ映画「ゲットバッカーズ」です。
中々ダサいタイトルがついてますが、原題は「Reach Me」です。
「Reach Me」とは作中に出てくる本の名前でして、この本が中心となる話なんでタイトルとして間違いないですね。
邦題の「ゲットバッカーズ」は凄いオバカタイトルだと思います。
漫画であったけどね、そういうタイトル。
いったい何の目的でこれにしたのやら・・・。
出演はトム・ベレンジャー、シルヴェスター・スタローン、ダニー・トレホと豪華なんですが。
スタローンはそんなに多くは出てきません。
監督がスタローンと知り合いだそうでして、友情出演って感じでしょう。
ダニー・トレホにいたっては1シーンだけです。
物語はというと。
刑務所から出てきたラッパーが「俺、この本で生まれ変われたんだ」と言います。
その本のタイトルが「Reach Me」でして、「Reach Me」はアメリカ中で話題となります。
いわゆる自己啓発本でして、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」的なお言葉が書いてある系の本です。
自分はあんまり好きじゃないんですけどね、そういう本。
アメリカ人は得てしてこういう本を読みたがります。
さて、この「Reach Me」なんですが、作者がいったいどういう人物なのか不明なんです。
テディ・レイモンドという名前だけは書いてあるんですが、テディがどういう人物なのかみんな知りたくなるのです。
物語の基本はそこでして、これに関係する登場人物が多数。
関係なさそうに見えるけど、最後に関係してくる登場人物が多数。
という感じの映画です。
最近自分も本を読むようになりました。
高校生くらいからずっと映画ばかり観てきたので、正直本はほぼ読んだことがありません。
でも本を読んでみようということで最近は古本屋でめぼしいの探してきては読んでます。
このブログの更新が2~3日に1本になったら「あぁ、本にハマったな」って思ってください。
そんな自分がまず本デビューとして選んだのがサリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」です。
もう60年近く前に書かれた本なんですが、何でこれをチョイスしたかというと、攻殻機動隊の「STAND ALONE COMPLEX」からです。
この本が引用された場面がとても多く、セリフなどでも重要な参考資料になっています。
攻殻好きなのでとりあえずこの本を選んだんです。
この本の作者サリンジャーがこの映画のテディと同じく中々人前に現れない作家なんです。
サリンジャーの方が100倍やっかいな男だったみたいですが。
自分も作家が表に出てくるのは反対ですかね。
「永遠の0」のあの人くらいテレビに出まくってたら読む気しません。
できたら作者の写真も非公開で、男なのか女なのかも分からない・・・ぐらいがいいです。
アメリカみたいに作者が朗読会開いて、最後に談笑しながらサイン会をやるみたいなの行きたくないですね。
なんてことを本デビューしたばかりの自分が言うのも変ですが。
ちなみに今は同じくサリンジャーの短編集を読んでます。
理由はもちろん、短編の中に「笑い男」の話があるから。
秋の夜長は読書。
と、映画もね。
オススメ度「40%」