
2014年公開の日本映画「バイロケーション 裏」です。
昨日「表」について書いたので、まずはそちらをどうぞ。
「表」も「裏」も2014年公開でして、「表」は1月、「裏」は2月に公開されています。
「表」の話はバイロケを恐れる忍という女性が実は自分自身がバイロケで、本物の自分は何も知らずに普通に暮らしてたというオチでした。
ラストでバイロケ忍は夫と結婚式に着るウエディングを選んでいます。
本物の忍は夫とは出会っておらず、マンションの6階に住んでいます。
バイロケ忍は5階で夫と一緒に暮らしているわけです。
全てを知った本物忍は愕然として人生が嫌になり飛び降り。
6階から飛び降りた忍が5階のバイロケ忍の後ろを落ちていく。
で本物が死んだんでバイロケ忍も消えてなくなる。
夫が1人残される・・・・・終わり。
という終わり方でした。
その「表」の1ヶ月後に公開されたこの「裏」はいったい何が語られるのか。
答えは・・・。
ラスト3分以外全て「表」と一緒!!!!!!!!!!!!!!
一緒!!一緒!!一緒!!
もうほぼ、「表」と一緒!!!
凄い、ある意味、その度胸が凄いですよ。
映画館で1800円払って「表」観て、思いっきりバッドエンドで終わるので1ヶ月にもう1800円払って「裏」を観にいくと2時間近く同じ映画を見せられるわけです。
「あれ、これ表流してない?」ってぐらい一緒なんです。
んでラスト3分で、本物忍はやっぱり飛び降りて死ぬんです。
でも「裏」ではバイロケ忍は何故か消えない、無事結婚・・・・・終わり。です。
そんなことだけのためにもう1800円払わして映画館に行かせた角川すごい!!
詐欺ですよ、訴えたら勝てますよ。
まぁ訴える費用の方が高いけど。
こんなことやったら怒られるの分かってただろうに、目先の金欲しさにってやつでしょうか。
もうなんか強盗の動機くらい何も考えてないやり口ですよ。
んで、実は自分、この映画を観る前に「表も裏も同じ映画だ」と知っていたんです。
なのでここはあえて違う観かたをしてやろうと思いました。
「表」観終わってから「裏」観るんじゃなくて、「表」を観ながら「裏」も観たんです。
大体10分くらい「表」みたら次は「裏」を観るみたいな観かたしました。
「ほんとだ!同じだ!!」って確認しながら観たんです。
凄いことですね。
DVDのオマケ映像として「映画では最悪の結末だったけど、そうじゃないエンディングも収録してます」程度のやつですよ。
それを映画館で1800円払わせて見せるわけですから、角川凄い!!
というわけで、「表」の方はオススメ度「27%」にしましたが、「裏」は「0%」です。
ついに出ました、初のオススメ度「0%」。
これはあくまでも「表」を観た人が「裏」を観る場合「0%」でして、逆に「裏」から先に観たら「裏」は「27%」で「表」が「0%」になります。
どっちを先に観たかによってもう片方が0になるわけです。
まぁほぼみんな「表」から観るんでしょうけど。
片方は存在する必要の無い映画、まさしくこれは・・・。
バイロケーション。
オススメ度「00%」