2012年のカナダ映画「フローズン・ライター」です。
原題は「Below Zero」でして「氷点下」という意味です。
タイトル的には原題でも邦題でもどっちでもいけるって感じですね。
いちお映画の中で何度も「Below Zero」って出てくるんで、そっちが良いのかもしれませんが。

主人公ジャックは小説家なんですが中々新作が書けず悩んでいます。
悩みに悩んだジャックは自分の身を過酷な場所に置きそこで必死に執筆することに。
その過酷な場所というのは精肉工場の冷凍室。

ジャックはペニーという女性にその工場まで案内してもらいます。
ペニーには息子がいます。

ジャックは冷凍室に鍵をかけて閉じこもり書き始めます。

映画は、この「執筆中のジャック」と「ジャックが書いている小説の話」が交互に流れるという感じで進みます。

書いてる小説のネタはやっぱり自分の置かれてるシチュエーションから影響を受けるようでして。
小説の中の主人公フランクが極寒の冷凍室に閉じ込められるというものです。
冷凍室の中にはペニーから影響を受けたキャラクターペイジがいます。
んで閉じ込めたのは不気味なスキンヘッドの男。
男は何やら死体を解体してるようです。
男の傍らには少年が1人。。。

小説を書いてるジャックと小説の中のフランクが少しずつリンクしていきます。
要するにジャックがあまりに過酷すぎる状況で書いているため現実と小説の区別がつかなくなっているのです。

という感じで、段々と引き込まれていくストーリーです。
でも「たぶんそうなるだろうな」という展開なのですが。

ちょっと自分にはグロすぎたので減点って感じですかね。

映画のオチを言ってしまうと。。。

全てを書き上げた感じのジャックの部屋にペニーがやってきます。
ジャックはペニーを閉じ込めて自分だけ脱出。
もうよく分からなくなってるジャックはそのまま去っていくというオチです。

色々書いてたようですが、実はジャックは何も書くことが出来なかったのです。
なのでペニーが遊びで考えた物語を盗んだというオチです。

ん~?
ジャックは何も思いつかなかったのなら今までのは何だったんだろう?と思いました。
もしかしたら、今までの展開こそがペニーが考えた適当なストーリーだったのかな。

まぁ混乱しちゃう感じなんですが、あまり深いこともないスリラー映画でした。
まぁまぁグロいんで観る人はご注意を。

オススメ度「39%」