
2013年の中国・アメリカ映画「キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー」です。
日本では2014年に限定公開されています。
監督はタイトルにあるとおりキアヌ・リーブスです。
キアヌはこれが初監督作品になるそうです。
んでキアヌ自身も出演しています。
原題は「Man of Tai Chi」でして「Tai Chi」は「太極拳」のことらしいです。
つまり「太極拳の男」ってことですね。
主人公はタイガーという若者。
タイガーは凄腕の太極拳の男です。
しかし、表舞台に出て戦ったりすることを師匠から禁じられています。
でもタイガーは太極拳に対する誤解を世間が抱いてることに疑問を感じています。
世に出てもっと太極拳の凄さを見せつけたいと考えているのです。
一方、格闘技の大会を開く男ドナカ。
ドナカは色んな場所から格闘技の強い男を呼び寄せては戦わせているのです。
そんなドナカが今回目をつけたのがタイガーです。
ドナカはタイガーに試合に出るように説得しますが、タイガーはノリ気じゃありません。
しかし、タイガーの師匠の寺が再開発によって立ち退きを余技なくされそうになると、タイガーは一変。
すぐさま格闘技の大会に出るのでした・・・。
という感じでして、要するに太極拳の男が色んな格闘家と戦うってわけです。
それにしてもそのへんのストーリー展開がメチャクチャです。
ぎこちなく物語が進んでいく感じがして、全く感情移入できません。
特にタイガーがダークサイドに落ちていく流れが適当すぎます。
苦しんで悩んで次第にダークサイドに・・・ってのが普通なんですが、あんまり色々なこと無くダークサイドに落ちます。
キアヌの初監督作品ということですが、他に何か作りたい映画は無かったんでしょうか。
キアヌの処女作は黒歴史になってしまいましたね。
ラストで、キアヌ演じるドナカがタイガーと戦います。
久々にキアヌがマトリックスを彷彿とさせるアクションを披露しています。
キアヌよ、どこへむかう・・・。
オススメ度「22%」