
2013年のアメリカ映画「アメリカン・ハッスル」です。
監督はデヴィッド・O・ラッセル。
出演はクリスチャン・ベール、ブラッドレイ・クーパー、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンスなどなどです。
この映画は2014年のアカデミー賞で超話題になりましたね。
大騒ぎの10部門ノミネート。
凄いことになったなぁなんて思って見てたら、何と驚きの「10部門ノミネート0受賞」。
ひとつも受賞出来なかったんですよね、こんなこともあるんだなぁ・・・。
作品賞や監督賞などはあれだったとしても、役者さんの誰かは受賞しても良かったのではと思いました。
主演男優賞にクリスチャン・ベール、主演女優賞にエイミー・アダムス、助演男優賞にブラッドレイ・クーパー、助演女優賞にジェニファー・ローレンスがノミネートされてたわけですから。
主要キャストのうちジェレミー・レナーだけスルーされてるのはちょっと可愛そうだけど・・・。
特にエイミー・アダムスは良かった、本当に良かった。
今回で何と5回目のオスカーノミネートとなったエイミー、もう今回獲るべし!って感じだったけど、ケイト・ブランシェットにもってかれましたね。
ジェニファー・ローレンスは前の年に主演女優賞とったから無いかなぁとは思ってたけど、ジェニファーも素晴らしかった。
男性陣も素晴らしかった。
男性陣の特長は「髪型」です。
全員コメディみたいな頭してます。
ここまで派手な髪型しといてしっかりコメディにならずに演技が成立してるからさすがです。
特にクリスチャン・ベール。
この映画の冒頭はクリスチャン・ベールがヒクほどハゲた頭をせっせと部分カツラみたいなの乗せてノリでくっつけて、スプレーで固めていくというシーンから始まるんです。
ウソだろってぐらい慣れた手つきで・・・、てことは毎日やってるんだな、大変だなぁなんて思いましたよ。
それに加えて、あのお腹。
おそらくお腹は何か入れてるんでしょうけど、全体的に太ってます。
かっこいいバットマンのクリスチャン・ベールが今回はだらしなく太りまくってます。
もう大変だな、役者さんは・・・。
ちなみに、去年アカデミー賞主演男優賞を受賞したのは「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒーでして、クリスチャン・ベールの逆、「ガリガリに痩せ細る役作り」で受賞したのです。
「太った役作り」より「痩せた役作り」の方をアカデミー会員は選んだってことですね。
さて、物語一切語らずにだいぶ進んでしまいました。
それくらいこの映画は「主要5人の役者」が凄い映画だと思いました。
物語も実話をもとにしていて面白いんですが、自分はいまいちデヴィッド・O・ラッセルの映画にハマらないんですよね。
いや、この映画とても面白かったんです、普通に楽しめました。
でも、世間一般的に言われるほどハマりはしなかったんですよね。
デヴィッド・O・ラッセルの映画は毎度高い評価受けるんですが、自分的にはそこまでの盛り上がりになれないんですよね。
趣味の違いってことですね。
もうここまで物語を語らなかったら、最後まで一切物語を書かずに終えようと今決心しました。
ということで、この映画の隠しだまについて。
途中でロバート・デ・ニーロに似た人が登場します。
よく見たら本物のロバート・デ・ニーロでした。
マフィアのボスの役でして、凄みがありました。
役の名前はその後もちょこちょこ出てくるんですが、デ・ニーロ自身が出るのはこのシーンのみです。
最後に、エイミー・アダムスの衣装について。
この映画の中でエイミーはひたすら前のあいたドレスを着ています。
Vネックの凄いやつみたいな、ファッション的に何て言うのか知りませんが。
前がザックリあきすぎて、ヘソまであいてるんです。
なので胸の谷間が丸見えでして、こういう服は座ったり立ったりするたびにおっぱいが丸見えになるんじゃないのかとヒヤヒヤしました。
どうなってるんだろう・・・、乳首付近にノリつけて貼り付けてるのかな・・・。
次オスカーにノミネートされたら、エイミーが受賞してほしいですね。
今年「ビッグ・アイズ」でエイミー、ノミネートされないかな。
オススメ度「59%」