2012年のアメリカ映画「レッド・ドーン」です。
クリス・ヘムズワースが主演です。

「北朝鮮、アメリカ全土占領」

というかなりビックリする煽りが書かれているDVDジャケット。
何だか凄い映画みたいだなということで期待して観ました。
最初に言いますが、期待ハズレでした。

ある朝目覚めたら、空に無数のパラシュート。
降りてきたのは北朝鮮の軍人。
そして一斉に北朝鮮軍がアメリカ全土を制圧していく・・・。

というDVDの煽り文に間違いなしの展開で幕を開けます。
ちょーど、「インデペンデンス・デイ」みたいですね。
ウィル・スミスが見上げたら空に超デカイ宇宙船が浮いている、みたいな。
あんな感じなんです。
違うのは攻めてきたのが宇宙人じゃなくて北朝鮮人というところですね。

まさかの敵が北朝鮮という驚きのインパクトといいとても良い滑り出しでした。
が、この映画、出オチです。
これが全てです。

街が占領され、どうやらアメリカ全土も同じようにやられたとかなんとか。
かなり無理ある設定だけど、自分はがんばってこの展開にのってみました。

アメリカの誇りのために、家族のために、愛する人のために、アメリカ人は悪と戦う、という分かりやすいベタないつもの展開。
しかし恐ろしいことに戦うのは少年少女たちなんです。
1人の軍人が少年少女を短い期間で訓練して北朝鮮軍と戦うのです。
わずか数日の訓練で・・・。

がんばって展開にのろうにも、子供vs軍人では無理がありすぎる。
しかも、子供たちは10人くらいしかいないのに・・・。
さすがに、ここで自分はギブアップ、展開から離脱しました。

いちいち決めゼリフ言って敵を倒すあたりとか、中二病な展開バリバリです。
しかしそのくせ、戦闘シーンや爆破シーンはリアルそのもの。
さすが70億円かけただけある・・・って70億もかかったのかこの映画・・・。

10人くらいの少年少女にいいようにやられていく北朝鮮の軍人たち。
さすがに舐めすぎでしょ・・・北朝鮮舐めんなよ・・・・って言いたい。

結局パパパっと片付けて終わるのかと思ったら、意外。
最後は一矢むくいただけで戦いはこれからだという感じで終わります。
もうどないやねん、としか言いようがない。
ヒットしたら続編作る気なんだろうけど。

もう1回言います。
北朝鮮、舐めんなよ。

オススメ度「21%」