
2013年のイギリス映画「ダイアナ」です。
その名のとおり1997年に亡くなったダイアナ妃の物語です。
そのダイアナを演じるのはナオミ・ワッツです。
実在の人物を映画化した場合やっぱり1番に話題になるのは「本人に似てるのか」って部分ですよね。
見た目をどれくらい似せれるのか、そして喋り方や声までも興味があります。
自分は正直ダイアナ妃をあまり覚えてないのでナオミ・ワッツのダイアナが似てたのかどうかはよく分かりません。
ダイアナ妃が亡くなった時まだ自分は10代だったと思います。
世界中で連日ニュースに取り上げられ、日本でも非常に大きく取り扱われました。
少しだけダイアナ妃の記憶があるものの、「あぁ、亡くなったんだぁ」ぐらいでした。
亡くなったあとのニュースなどで、こういう人だったのかと知ったぐらいです。
物語はそのダイアナ妃が亡くなる2年前から始まります。
チャールズ皇太子と別居をしている頃で、ダイアナの周りには無数のパパラッチが。
そんな中ダイアナは世界中で色んな活動に参加することに夢中になっています。
そしてダイアナはハスナット・カーンという心臓外科医と知り合い、愛し合うように。
しかし、それもパパラッチにしてみたら最高の飯の種。
ハスナットも追い掛け回し、2人の恋路を邪魔します。
結局ハスナットとうまくいかないまま別れることに。
ダイアナはドディという金持ちと付き合うようになります。
そして、あの事故が起きてしまうのです・・・。
正直、どこまでが本当なんだろうと思いながら観てました。
ダイアナがハスナットを家に呼ぶ時、ハスナットを後部座席に乗せ見えないように隠れさせて家に連れていったりとか。
それを見ていた警備員も「車がいつもより沈んでいる、80キロの荷物が乗ってるな」なんて笑いながら通したり。
ダイアナが出かける時、黒髪のカツラをかぶって出かけてたり。
パパラッチから逃げる時にフェンスをよじ登って逃げたり。
あまりよく知らない自分は「こういうこともあったんだ」と思って観ましたが、本当かどうかは知りません。
この映画、イギリス国内で非常に批判されたそうです。
メリル・ストリープがサッチャーを演じた時は大絶賛だったんですけどね。
ナオミ・ワッツの演技も批判されたそうです。
これを若い頃のメリル・ストリープが演じてたら大絶賛だったのかな。
何より脚本がダメだったらしいのですが。
ダイアナの伝記ものなんですが、ダイアナとハスナットの恋の話が8割です。
ほぼ恋愛ドラマといった感じでしょうか。
そもそも、外国のパパラッチってやりすぎでしょ。
日本であんなことやってまで撮った写真を掲載しまくったらさすがに出版社に苦情の嵐でしょうね。
何より「そこまでして見たいか?」って疑問もありますが。
日本の女性週刊誌のどうでもいいスクープもほんとウンザリです。
ああいう本を平気で買って読んで楽しんでる主婦たちは何がしたいんだろう。
誰が付き合って、誰が別れて、どうでもいいような気がしますが。
でも、興味あるおばちゃんがいっぱいいるから無くならないんでしょうけどね。
芸能人の人達がある程度お金だしあってパパラッチのパパラッチを雇ったらいいのではと思います。
パパラッチの日常や家族を写真におさめフリーペーパー、もしくはインターネットで「今日のパパラッチ」として公開してはどうでしょう。
「やったらやり返される」という当たり前のことが必要なのかも。
まぁもしそれやったら大問題に発展でしょうけど。
1回そういう大問題も必要な時かもしれませんね。
オススメ度「36%」