2013年のアメリカ映画「ローン・レンジャー」です。
監督はゴア・ヴァービンスキー、主演ジョニー・デップ、配給はディズニー、ということで「パイレーツ・オブ・カリビアン」のメンツですね。
むかーしアメリカのテレビでやってたシリーズの2013年版だそうです。
自分は観たことないんですが、タイトルどおり「ローン・レンジャー」が主役なんだと思います。
でもこの映画はローン・レンジャーが主役ではなく、その相棒トントが主役だと思います。
ちなみにそのトント役がジョニー・デップです。

簡単に説明すると時代は1800年代のアメリカ。
アメリカ中に線路を引き列車が走り、開拓されていく頃の物語です。
原住民のトントは捕まり列車で護送中、一緒に捕まってたキャヴェンディッシュが脱走したのをいいことに一緒に逃走。
このキャヴェンディッシュが極悪人でして、色々画策して悪いことを企てます。
トントはこの時ジョン・リードという男と知り合い行動を共にするように。
何故か共にキャヴェンディッシュを追っていくのですが、ジョンの兄がキャヴェンディッシュに殺されてしまいます。
これを機にジョンはマスクをかぶり「ローン・レンジャー」となるのでした・・・。

みたいな感じですかね。

パイレーツシリーズのスタッフということで最初から最後までノンストップでアクションの連続です。
本当に頭がさがるくらい2時間以上アイデアであふれた映画だと思います。

問題はジョニー・デップ演じるトントが「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウそのままだってこと。
ジャック・スパロウの顔を白く塗ったらそれがトントになります。
演技も含めてキャラクターもそのまんまなんです。
なら、もうパイレーツシリーズの新作作ればよかったのに・・・と思ってしまいました。
せめて、ローン・レンジャー役をジョニー・デップがやって、白塗りのトントを別の誰かがやったら新しく感じたかもです。
もうほんと、動きから何までジャック・スパロウなんですよね・・・。

自分はパイレーツシリーズが好きなんで、ここまでジョニー・デップがやるんならパイレーツシリーズの新作をと思ってしまいました。
ジョニー・デップのファンは多少違ったとこのあるトントが観れるから良いかもしれませんね。
でもほとんど一緒なんですけどね・・・。

去年この映画のCMをやたらとテレビでやってましたね。
「キモサベ」を連呼していて何だろうと思いました。
「キモサベ」とは「相棒」という意味だそうです。
ということはテレビ朝日の右京さんもキモサベなんですね。

列車でのアクションがとても多く、列車の上での戦いが1つの見所だと思います。
ファミコン世代の自分には「チャレンジャー」を思い出してしまいましたが。
ファミコンの「チャレンジャー」分かる人は昭和生まれ確定ですね。

2時間ちょっと飽きずに楽しめましたが、続編はいらないかなって感じです。
これはこれでこの1本で終わっていいような。
続編つくったら絶対失速するパターンです。

オススメ度「54%」