
2013年のアメリカ映画「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」です。
原題は「Odd Thomas」とシンプルなんですが、邦題は後ろに長い文章がついてきます。
「死神と奇妙な救世主」ってのは観終わった今でもピンときません。
たぶん「ハリー・ポッター」シリーズみたいなのを付けたかったんでしょう。
「やってみたかった病」でしょう。
主演はアントン・イェルチン、他にもアディソン・ティムリン、ウィレム・デフォーなどが出ています。
主人公オッドの名前なんですが、「odd」と書いて「奇妙な」という意味だそうです。
本名でして、親が間違ってつけたとかなんとか言ってました。
日本でも「悪魔」って付けようとして却下されたニュースがありましたが、アメリカでは通るんですね。
そういえば、しょこたんこと中川翔子さんの本名が「しょうこ」じゃなくて「しようこ」だって言ってました。
市役所に申請した時「よ」が大きく書かれていたからそのままになってしまったとか・・・。
市役所の人も例え「よ」が大きくて「しようこ」に見えても、そこは「しょうこ」だと思えよって感じですね。
真面目なのか不真面目なのか。。。
さて、話が相当脱線しましたが。
オッドは幽霊が見える能力を持った男です。
町の色んなとこに幽霊は存在していて、中々生活が大変そうです。
その幽霊たちが色々ヒントをくれることで事件を解決していきます。
アイスクリーム屋さんで働くストーミーという彼女のいるオッドですが、他の人からは名前のとおり「奇妙な奴だ」と思われています。
それでも警察の署長であるポーターはオッドの能力を信じていて、オッドの捜査に協力してくれます。
そんなある日、町でもの凄い数の悪霊たちを引き連れた男を発見します。
この悪霊は人が死ぬ時に現れるやつらだそうで、これだけの数がいっぺんに集まるのをオッドは見たことがありません。
これはかなりヤバイ事件がこの町でおこる、そして大勢の人が死ぬ、と悟ったオッドは悪霊を引き連れた男を尾行するのでした・・・。
という感じで正義感あふれる青年が探偵物みたいな感じで事件を捜査していくファンタジーホラーです。
基盤はファンタジーなんですが、結構キモいシーンも多いので注意を。
何だかんだで事件解決して、ストーミーといちゃつくオッド。
そこにポーター署長がやってきて、「そろそろ行かせてやりなさい」と言います。
振り返るとストーミーは血だらけ。。。
何とラストの銃撃戦でストーミーは撃たれて死んでいたのです。
それ以降のストーミーはオッドにしか見えない幽霊だったというわけです。
ラストに衝撃を与えたかったのか知りませんが、いきなりヒロインを殺して終わるというのはこの映画に全く合ってないと思いました。
ヒロインが死ぬ必要全く無かったし、それじゃ今までのストーリーが台無しですよ。
ラストのバッドエンドにガッカリでしたが、正直それ以外もたいしたことありません。
金かけたテレビドラマみたいな感じですね。
日本でいうところの「アイドル映画」みたいなもんでしょうか。
オススメ度「21%」