2001年のアメリカ映画「エボリューション」です。
意味は「進化」です。

デイヴィッド・ドゥカヴニー、ジュリアン・ムーアなどが出演しています。
監督はアイヴァン・ライトマンです。

この映画の公開当時なによりもインパクトがあったのは、DVDのジェケットにもなってる3つ目のスマイルマークです。
何やらものすごいインパクトあって何やら面白そうだという何やら分からん期待感で映画を観たのを覚えています。
結果は・・・。

主人公アイラは大学で教師をしています。
ある夜、アリゾナの砂漠に隕石が落下。
アイラとブロックは現場へ直行。
そこには何やら怪しい隕石と隕石から垂れてくる何やら怪しい液体。
足元にはおびただしい虫、虫、虫。

液体を持ち帰って調べてみるとこの液体は何やら分からん単細胞生物であることが判明。
しかし何やら分からん単細胞生物は何やら分からん多細胞生物へ進化。
その後も恐るべき進化の速度でその生物は進化していくのでした・・・。

という感じの「何やら」映画です。
とにかく「何やら」な生き物がたくさん出てくるんですが理屈等は「何やら」分からん感じで物語は進みます。

地球が侵略されてしまう・・・という展開ではあるんですが、シリアスではありません。
ほぼコメディです。
自分はもっとシリアスでカッコイイ映画と思ってたので当時相当ガッカリきたのを覚えています。

この映画の監督アイヴァン・ライトマンなんですが、この監督の有名作といえば「ゴーストバスターズ」です。
それを考えると分かりますね。
「ゴーストバスターズ」の類の映画なんです。
あの「ゴーストバスターズ」のキャッチーなマークも、コメディタッチなSFも。
そして何よりドタバタしすぎて大事なものが何も見えてこない感じもまさに。

とくにラストで意味不明な生命体の弱点が発見されるところも微妙ですし、その弱点が「フケとりシャンプー」というのも微妙です。
そしてそれを生命体の尻の穴にブチこんで爆発、ネバネバした液体があたり一面に・・・というのも微妙です。
結構真面目に観てたんですけどね、こっち的には。
監督と観客の温度差がある映画です。

「ゴーストバスターズ」でも映画の中でキャッチーな曲が流れてましたよね。
この映画もそんな曲があります。
テンポがよくてワクワクさせる曲なんですが、最近この曲よく耳にします。
日本テレビ系の大人気番組「イッテQ」で流れる曲なんです。
毎週絶対流れる「イッテQ」のテーマ曲は元々はこの「エボリューション」の曲だったわけですね。

最後にいちお言っておきます。
冒頭にも書いたこの映画のアイコンでもある3つ目のスマイルマーク。
あれ、映画に全く!全く!全く!関係ありませんから。

オススメ度「32%」