
2012年の韓国映画「人類滅亡計画書」です。
すっごいタイトルですね、絶対観たくなるB級感がたまりません。
原題は「Doomsday Book」でして、意味が分からなかったので調べてみました。
すると「Doomsday」とは、キリスト教における「最後の審判」のことだそうです。
後にイングランド王国を征服したウィリアム1世が行った検地の結果を記録した世界初の土地台帳の通称が「Doomsday Book」と呼ばれるようになったとか。
まぁややこしいのでそういうの無視して「人類滅亡計画書」ってしたのは面白いと思いました。
そんな「計画書」なんか出てこないんですけどね。
さてこの映画は3つのオムニバスから作られています。
それぞれ関係の無い話なんですが、「人類」について非常に大事ななにかが起こるストーリーとなっています。
1つめはいわゆる「ゾンビ映画」です。
なんだかんだで人類が次々ゾンビウイルスに犯されていき「バイオハザード」みたいな感じになっていくというもの。
これといってどうなるわけでもなく、終わります。
2つめは近未来のお話。
ロボットが当たり前に社会に出回っているという世界。
そこで不良品となったロボットを回収しようと業者が仏教のお寺を訪ねます。
しかしそのロボットはその寺で「仏様」と呼ばれるほど何かを得ていたのでした。
という感じでロボットが仏教マスターとなって人から崇められるというシュールな話でした。
3つめは隕石が地球に落ちてくるというもの。
しかし、その隕石は主人公の女の子が父親のビリヤードの玉を壊した時にこっそりネットで注文した物だと分かります。
あんなものを注文したせいで地球が終わる・・・。
という感じの3つのストーリーで2つめ以外はコメディに近いと思います。
分かりやすくいうと「金をかけた世にも奇妙な物語」といった感じですかね。
邦題のタイトルのおおげさ感に騙された感じはあります。
有名な人だとペ・ドゥナが出演しています。
ラストに出てくるだけなんですけど。
「クラウド・アトラス」のアンドロイドの子ですね。
ちょっと期待ハズレでしたが、3つめのネットで注文したビリヤードのボールが地球に隕石となって落ちてくるという設定は面白かったです。
オススメ度「30%」