
2012年のデンマークの映画「愛さえあれば」です。
原題は「Den skaldede frisør」です。
デンマーク語なんでサッパリ、調べてみました。
そしたら驚く文章が。
「ハゲの美容師」
え~?そんな意味のタイトルなの?
美容師はおそらくヒロインのイーダのことなんでしょう。
イーダは乳がんの薬によって髪の毛がなく、ウィッグをつけています。
確かに・・・原題は正解なんだけど・・・そんなヒドイタイトル・・・。
直訳するとそうなるけど、もうちょっと柔らかい意味なんだと思います。
さて、そのイーダなんですが、娘が結婚することに。
相手は金持ちの男性でイタリアで式をあげるらしくイーダはデンマークからイタリアへ飛び立ちます。
空港についたイーダでしたが、駐車場で接触事故をおこします。
事故った相手の車から降りてきたのはピアース・ブロスナン演じるフィリップでした。
しかし、このフィリップ、娘の結婚相手の父親だったのです・・・。
という感じで始まります。
娘と息子の結婚式が行われる別荘を舞台に家族や親戚が集まって色々あるというわけです。
それにしても、空港の駐車場で娘の結婚相手の父親と接触事故って凄い確率ですね。
いや、同じ飛行機で飛び立つこともあるだろうから、そこまで低い確率じゃないのかな。
イーダは、娘の結婚式直前に旦那に浮気されています。
しかも、その現場を目撃しているのです。
更には、その日というのがガン検診の日・・・。
こんな日に旦那が家で若い女連れ込んでエッチしてるなんて・・・。
更には車ぶつけるわ・・・悲惨。
そして、結婚式が行われる別荘にその旦那があの浮気相手の女を連れて登場。
悲惨!!
もちろん娘も激怒なんですが・・・父親なんで結婚式には出てもらおうということになります。
日本だったら親戚一同から袋叩きのすえ追い出されるのがオチなんですけどね。
「そんな父親だけど、愛人と一緒にどうぞ」なんて日本ではなりません。
デンマーク人は心が広い。
そして、最後はイーダとフィリップが結ばれて終わります。
あんなクソ夫よりピアース・ブロスナンの方がいいですね。
そしたら、あのクソ夫、「あの女とは別れたからこれからまた一緒に暮らそう」とイーダに言ってくるのです。
ファーック!!
とは言いませんでしたが、イーダは夫に別れを告げ、フィリップのもとへ。
ざまぁみろって感じですね。
夫は「あの女とは別れた」と言ってましたが、きっとフられたんでしょう。
恋愛映画苦手なんですが、この映画は面白かったです。
大人の優しい恋愛映画という感じで、アメリカの吐き気のするラブコメとは全く違いました。
イーダを演じたトリーヌ・ディルホムという女優さんがとても表情豊かで良かったと思います。
オススメ度「47%」